タンパク質と生物体の機能理科生物細胞・生殖・遺伝

フランクリンとウィルキンスって誰?DNAの構造解明に貢献した2人の科学者について現役講師が5分で解説!

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まさにノーベル賞級の発見、だったんだな。

一方、重要な写真を撮影したフランクリンですが、彼女は当時勤めていた研究所を1953年に辞め、別の研究所で異なる研究テーマ(タバコモザイクウイルスの構造研究)に着手しました。

新しい研究でも多大な成果を残しましたが、1958年、若干37歳でこの世を去ります。彼女のからだはがんに侵されていたのです。一説には、実験の過程でX線を浴び続けたことが、がんの原因の一つではないかといわれています。

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フランクリンの写真は、文字通り命がけの研究成果だったわけだ…。

ノーベル賞受賞の陰で、すでに死去していたフランクリン。その存在は広く知られず、長い時間が経っていたのですが…2000年代に入り、ようやく彼女の研究が評価されるようになります。それと同時にワトソンやクリック、ウィルキンスらが彼女のデータを無断で利用したことに、疑問の声が上がるようにもなりました。

もちろん、ワトソン、クリック、ウィルキンスも一流の科学者ではあるのですが…フランクリンの存在は、やはり忘れるべきではないと思います。

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ノーベル賞は基本的に、受賞時に亡くなっている人物へは送られない。そのことを考えれば、フランクリンが受賞できなかったのは当然とも思えるが…彼女の研究成果の重要性を思えば、もっと世に知られていい人物だといえるな。

研究者の確執?ノーベル賞をめぐる闇?

フランクリンの研究成果流用に関する問題は、当事者間の確執や、ノーベル賞という栄光をめぐる闇があったとして、科学史を研究する人たちも様々な意見を述べています。

興味のある人は、ぜひ彼らの自著や関連本を読んでみてください。歴史に名を遺す科学の研究が、様々な人の思惑で左右されていることが実感できるはずです。

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yu_onozuka