
端的に言えば犬が西向きゃ尾は東の意味は「当たり前のこと」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
国立大で国語学を学んだライターのタケルを呼んです。言葉の解説を得意としていて、大学時代はクイズサークルに所属していたので雑学にも詳しい。一緒に「犬が西向きゃ尾は東」の意味や例文、類語などを見ていきます。

ライター/タケル
某国立大で現代日本語学を専攻していた。「天才バカボン」のおかげで太陽が西から昇るものだと思っていた世代。わからない人はネットで検索するか、お父さんかおじいちゃんに聞いてください。
「犬が西向きゃ尾は東」の意味は?
「犬が西向きゃ尾は東」には、次のような意味があります。
当然であること。また、それをことさらめいていう言葉。
出典:デジタル大辞泉(小学館)「犬(いぬ)が西向(にしむ)きゃ尾(お)は東(ひがし)」
「ごく当たり前、当然のこと」という意味です。それをことさらめく、つまりわざとらしく表現するということとなります。だとすれば、慣用句の意味を解説しつつその使い方を説明する、このサイトにぴったりな言葉ということですよね。よって、この「犬が西向きゃ尾は東」の記事を最後まで読んでいただいたほうがいいでしょう。
「犬が西向きゃ尾は東」の語源は?
次に「犬が西向きゃ尾は東」の語源を確認しておきましょう。
横向きになっている犬を見た場合にお腹の辺りを基準とすると、頭が西の方角を向いているときに尻尾はその反対の東の方角を向いています。ごく当たり前かもしれませんが、この当たり前を強調したものが「犬が西向きゃ尾は東」という言葉の意義です。
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