なぜハスの葉にはロータス効果?
もともと、植物の葉の表面にはワックスが広がっており、ある程度の撥水性は備わっています。ですが、ロータス効果を及ぼすような強い撥水性をもつのは、ハスを含めた一部の植物に限られるのです。
ハスの葉にロータス効果がみられる理由として、水中に伸びる地下茎や根に空気を送らなければならないというものがあげられます。ハスは水生植物ですが、水中というのは地上の土の中よりも酸素が少ない状態です。そのため、葉などから空気を取り入れて地下の茎や根に送っています。
葉が汚れて空気が通らなくなると、茎や根が酸欠になってしまうということなんですね。
ハス以外の植物では?
ロータス効果がみられるのは、ハスだけではありません。ハスのように水中に根をはる、他のハス科の植物にも見られます。また、サトイモ(里芋)の葉にも似たような撥水効果がありますが、こちらはハスの葉の表面にある微細構造とは少し異なった構造になっているようです。
ロータス効果の応用
ロータス効果にみられるような、強い撥水の性質を生み出す仕組みが分かってからはこれをさまざまな素材や製品に応用することができるようになりました。私たちの身近にある具体例をご紹介しましょう。
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