理科生物細胞・生殖・遺伝

細胞分裂の仕組みはどうなっているのか?医学部研究室の実験助手が5分でわかりやすく解説

減数分裂~第一分裂~

減数分裂では染色体の数を半分に減らさなければならないため、分裂には時間をかけて染色体に異常が起きないようになっています。なので分裂には第一分裂と第二分裂に分かれているのです。

まず第一分裂について解説しましょう。細胞には相同染色体といって同じ長さと形である染色体が2本あります。そのため、ヒトには46本の染色体がありますがしばしば2n=23という記載をするんですよ。第一分裂に入る前に相同染色体が複製され、4n=23となります。ここが一つのポイントなのでしっかり覚えておきましょう。第一分裂に入ると相同染色体同士がくっつき二価染色体となります。このあとは普通の体細胞分裂のように、二価染色体は赤道面に並んだあと紡錘体となり、中心体へ向かって2つに離されるのです。そして2n=23の細胞が2つ完成します。

減数分裂~第二分裂~

第二分裂に入ると再び染色体は赤道面に並びます。そして今回染色体は複製されず、紡錘体は縦にちぎれて分離するのです。分離した染色体は紡錘糸に引っ張られながら中心体の方へと移動し、2つの細胞へ別れます。ここで完成した細胞はn=23となっており、分裂前の半分になっていることがわかりますね。

身近な組織から細胞分裂を観察してみよう

細胞分裂とは1つの細胞から2つの細胞へ分かれることを言います。動物細胞と植物細胞では細胞分裂の様式が異なっており、動物細胞はくびれができることで、植物細胞では細胞版を形成することで細胞を2つに分けていました。細胞分裂の過程は前期・中期・後期・終期の4段階に別れており、前期から後期までが染色体の分裂です。

身近にあるもので細胞分裂の観察に最適なのが玉ねぎの根ですね。玉ねぎは手に入りやすく、根の成長も早いため観察に最適なんですよ。酢酸カーミンなどの試薬は毒物ではないので、学校の理科の先生に相談して貸してもらいましょう。基本的には分裂が盛んで手に入りやすいものであれば観察は容易なため、身の回りにある他のものではどんなもので細胞分裂を観察できるのか探してみるのも面白いですよ。

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