国語言葉の意味

【慣用句】「白い目で見る」の意味や使い方は?例文や類語を元予備校講師が解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「白い目で見る」について解説する。

端的に言えば「白い目で見る」の意味は「冷たい目つきで見ること」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

教師や講師としても教えることに関わってきた「やぎしち」を呼んだ。一緒に「白い目で見る」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/やぎしち

雑学からビジネス文章まで手掛ける現役ライター。国語の中学・高校教諭の資格も持ち、予備校講師の経験も。言葉を大切にした文章を心掛けている。

「白い目で見る」の意味や語源・使い方まとめ

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それでは早速「白い目で見る(しろいめでみる)」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「白い目で見る」の意味は?

「白い目で見る」には、次のような意味があります。

冷淡な、悪意のこもった目で人を見る。白眼視する。「世間から―◦見られる」

出典:デジタル大辞泉(小学館)「白い目で見る」

この言葉は「冷たい、または憎しみを込めた目つきで見ること」を意味する慣用表現です。熟語で「白眼視(はくがんし)」という言葉もあり、これも同様の意味となります。目には黒目と白目がありますが、「白い目で見る」とはその「白目が多い状態で相手を見ること」。どんな見方をすればそのような目になるか想像してみましょう。たとえば、上から人を見降ろしたり、逆に下から睨みつけたりする場面をイメージすると、その様子がわかるのではないでしょうか。

そんな見た目に対して感じる「まっすぐ相手を見ていない」とか「見下している、嫌っている」というニュアンスが、この言葉の持つ意味になるのです。このことからもわかるように、見る相手に対してネガティブな印象があることを表現することにもなります。使用する際には注意しましょう。

「白い目で見る」の語源は?

次に「白い目で見る」の語源を確認しておきましょう。この言葉は中国の歴史書『晋書(しんじょ)』の中の「阮籍(げんせき)」という人物についての記述に見ることができます。阮籍は優れた思想家でしたが、偽善や騙し合いを嫌い、あえて礼儀を無視した行動を取り政治の世界から距離を取っていたとして有名な人物です。その彼が、嫌いな人を迎える際に使っていたのが「白眼(はくがん=白い目=冷淡な目つきで見ること)」だったと言われています。「白い目で見る」は、ここから生まれた言葉なのです。

ちなみにその逆が「青眼(=好きな人を喜んで迎える目つき)」とも言われており、合わせて「青白眼(せいはくがん)」という言葉も残っています。阮籍が高名な人物であったのと同時に、その目つきがよほど特徴的だったのかもしれませんね。

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