国語言葉の意味

【慣用句】「足が地に付かない」の意味や使い方は?例文や類語を元予備校講師が解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「足が地に付かない」について解説する。

端的に言えば「足が地に付かない」の意味は「落ち着かない、しっかりしていないこと」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

教師や講師としても教えることに関わってきた「やぎしち」を呼んだ。一緒に「足が地に付かない」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/やぎしち

雑学からビジネス文章まで手掛ける現役ライター。国語の中学・高校教諭の資格も持ち、予備校講師の経験も。言葉を大切にした文章を心掛けている。

「足が地に付かない」の意味や語源・使い方まとめ

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それでは早速「足が地に付かない(あしがちにつかない)」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「足が地に付かない」の意味は?

「足が地に付かない」には、次のような意味があります。

1 緊張や興奮のため心が落ち着かない。
2 考え方や行動が浮ついて、しっかりしていない。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「足が地に付かない」

この言葉は、「気持ちや行動が、落ち着かない、しっかりしていない」という意味の慣用表現です。辞書によっては「足が地にかない」と表記されているものもあります。両方の漢字で押さえておくといいでしょう。

「地」は「地面」を指し、そこに足がついていないのですから、「浮いている」「ふらふらしている」ということになります。その状態にどんな印象を受けるでしょうか。「ワクワクして落ち着かない」気持ちならポジティブに、「落ち着きのない」言動であればネガティブに捉えられるでしょう。文脈によっても変化するため、意味を読み取るようにしてくださいね。「付かない」と否定形になっているように、「足が地に付く」という肯定形での表現もあります。その場合は反対に「言動や気持ちがしっかりしている」という意味になることも覚えておきましょう。

「足が地に付かない」の語源は?

次に「足が地に付かない」の語源を確認しておきましょう。この言葉は、特別な出典からではなく言葉の意味から作られた表現のようです。

「足」には「人間の足」の他に、「何かの支えになるもの」という意味もあります。「足腰が強い組織(活動基盤がしっかりしている組織)」などの言い方を聞いたことがあるでしょうか。これが気持ちや言動に対しても使われるようになって生まれたのが「足が地に付かない」という表現だと考えられるのです。支えがなければぐらぐら揺れ動いてしまいますから、気持ちは移り変わりやすく、物事も安定しないということになります。「不安定さ」を感じる言葉と言ってもいいかもしれません。

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