国語言葉の意味

【慣用句】「最初で最後」の意味や使い方は?例文や類語などを現役塾講師が解説!

「無二」

もう一つの類義語には、「無二(むに)」があります。同じものや同等のものが他にないことという意味です。「無二」は「二つと無い」ということで、よいものを強調するときに使い、とくに強調するときは「唯一無二」とすることがあります。

「無二の機会」として機会やチャンスにについて使うことがきますし、他にも人や物について使うことも多くなっていますよ。例えば、「無二の友(親友)」とすると、かけがえのない親友のことです。また、「無二無三(むにむさん/むにむざん)」とすると、脇目もふらず一途になることを表します。

「最初で最後」の対義語は?

次に、「最初で最後」の対義語についての説明です。「最初で最後」は「機会」についての表現なので、「機会」を対象にして使うことができる反対の意味の表現について見ていきましょう。

「目白押し」

「最初で最後」の類義語には、「目白押し(めじろおし)」があります。意味は、多人数が混み合って並ぶことや物ごとが集中してあることです。鳥であるメジロが、木の上で押し合うように並んで止まっていることに由来する表現になっています。

主には、出来事や機会について使われることが多くなっており、例文としては「ここからの数カ月は、練習の成果を試す大きな大会が目白押しだ。」などです。

「枚挙に暇がない」

もう一つの対義語には、「枚挙に暇がない(まいきょにいとまがない)」があります。数え上げるときりがないことや数えられないほど多いという意味です。「枚挙」は一つひとつ数え上げること、「暇」は手があいている時間のことなので、数え上げているような時間はないという意味につながっています。

実例や機会などを対象にして言うことが多くなっており、例文としては「その映画監督の作品が国際映画祭でノミネートされた例は枚挙に暇がない。」などです。

「最初で最後」の英訳は?

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最後に、「最初で最後」の英訳についての説明です。「最初で最後」に近い意味を表す英語表現について、一緒に見ていきましょう。

「first and last」

「最初で最後」の英訳には、「first and last」があります。日本語と同じイメージで、最初でもあり最後でもあるという意味合いです。対象に冠詞が必要な場合は「the first and the last」となります。

また、邦題が『最初で最後のキス』という映画の英題は『One Kiss』となっていますが、洋画の場合は英題が先にあって邦題を決めるので「One」をより強調するために「最初で最後」というフレーズを使ったのかもしれませんね。

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yamato810