国語言葉の意味

【慣用句】「心を尽くす」の意味や使い方は?例文や類語などを現役塾講師が解説!

「気を配る」

もう一つの類義語には、「気を配る(きをくばる)」があります。方々に注意を払ったり、あれこれと気を遣ったりするという意味です。「気」は心遣いや心配などあれこれ考える心の動きのこと、「配る」は配慮や注意などを行き渡らせることを表しています。

「心を尽くす」のほうはできる限りのことをするというかなりのエネルギーを注ぐニュアンスがあるのに対し、「気を配る」のほうは配慮することがポイントになる表現なのでちょっとした気遣いを含むようなイメージです。

「心を尽くす」の対義語は?

次に、「心を尽くす」の対義語についての説明です。真心からできる限りのことをするという意味の反対の表現について、一緒に見ていきましょう。

「算盤高い」

「心を尽くす」の対義語には、「算盤高い(そろばんだかい)」があります。意味は、打算的であったり損得勘定に細かいことです。計算をするときに使われる「そろばん」は、一番よく使われてきたのが経理の場面ですから、お金の計算をイメージさせる言葉になっています。

そういったことから、「算盤高い」には自らの損得勘定を優先して行動をするというニュアンスが含まれるので、「心を尽くす」とは反対の意味を表しますね。

「足を引っ張る」

もう一つの対義語には、「足を引っ張る(あしをひっぱる)」があります。人の成功や前進の邪魔をすること、意図せずとも結果として妨げになることという意味です。進行や前進を思わせる「足」が進まないように「引っ張る」というイメージになっています。

相手に対してプラスになることをする「心を尽くす」とは逆に、相手にマイナスになることをしてしまうのが「足を引っ張る」です。

「心を尽くす」の英訳は?

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最後に、「心を尽くす」の英訳についての説明です。キーワードとなるような英単語を含む似た意味の英語表現について見ていきましょう。

「feast」

「心を尽くす」の英訳には、「feast」があります。この単語の動詞としての意味は、「(人に)ごちそうする、(人を)もてなす」です。「We feasted our guests.(わたしたちは客をもてなした)」という形で使うことができます。

その他、「cordially(心から、真心を込めて)」もありますよ。こちらは副詞なので、例えば「I received him cordially.(私は彼を心を込めてもてなした)」として使える表現です。

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yamato810