国語言葉の意味

【慣用句】「幕を下ろす」の意味や使い方は?例文や類語を元広告会社勤務ライターが解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「幕を下ろす」について解説する。

端的に言えば幕を下ろすの意味は「終わること」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

今回は広告会社で経験を積み、文章の基本と言葉の使い方を知るライターのHataを呼んだ。一緒に「幕を下ろす」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/Hata

以前は広告会社に勤務しており、多くの企業の広告作成経験を持つ。相手に合わせた伝え方や言葉の使い方も学び、文章の作成や校正が得意。現在はその経験をいかし、ライターとして活動中。

「幕を下ろす」の意味や語源・使い方まとめ

image by PIXTA / 8732215

それでは早速「幕を下ろす(まくをおろす)」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「幕を下ろす」の意味は?

「幕を下ろす」には、次のような意味があります。

芝居などを終えて、幕をしめる。転じて、物事が終わる。また、物事を終える。幕を下ろす。幕を引く。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「幕を閉じる」

「幕を下ろす」とは「幕を閉じる(まくをとじる)」と同じ意味“物事を終える”という意味を持つ慣用句です。ステージや舞台が終わると幕が下りるように、物事が終わったときに用いられます。同じように「幕」を使った表現は多く、「幕を閉じる」他にも、「幕を引く」「幕が閉じる」なども同様の意味で用いられるのを聞いたことがあるでしょう。反対に“物事のはじまり”というときにも、「幕が上がる」「幕を切る」「幕が開く(まくがあく)」などと言い回して使われます。

「幕開け」や「幕開き」など類似した言葉も含め、「幕」を使った慣用句はいろいろ。意味を混同しないように場合に応じて使い分けましょう。

「幕を下ろす」の語源は?

次に「幕を下ろす」の語源を確認しておきましょう。「幕を下ろす」以外にも、「幕」を用いた用語は非常に多くありますが、この「幕」は歌舞伎から広がったものがほとんどです。「幕」とひとことで言っても、歌舞伎には何種類もの「幕」が使われており、この「幕」の種類で慣用句として使われる動詞も異なります

「幕を下ろす」で用いられている「幕」は、巻いて上げ下ろしをする「緞帳(どんちょう)」のこと。幕が上下する動作で用いられる時にはこの「緞帳」を指しているのが一般的です。「緞帳」は歌舞伎では江戸時代から使われていましたが、明治時代に入ってからは一般向けの大きな劇場でも使われることになり、広くイメージしやすいものになりました。このように一般的にもよく目にするようになったことで、人々の言葉にも広く浸透し始めたと言われています。

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