「参ります」の英語での表現は?
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日本語の意味と使い方を復習したところで、いよいよ英語での表現を見ていきましょう。
英語では謙譲語という考え方はありませんが、フォーマルな場でも通用する丁寧な表現はいくつかありますよ。
「参ります」の英語表現
「be with you」を使えば「参ります」を言い表すことができます。「be with」で「そばにいる」というような意味になり、未来を表す「will」、「すぐに」という意味の「right」を伴った「I will be right with you.」の形が一般的。ビジネスなどで、「すぐに参ります」という時によく使われている表現です。
また、「be coming」の形でも「参ります」の意味になります。「近い将来」のことを言う場合、現在進行形を用いることがありますね。例えば「Christmas is coming soon.」というと「まもなくクリスマスがやってくる」という意味。「Christmas」の部分を、人の名前や人称代名詞に代えれば、「(その人が)まもなく参ります」という意味になります。
1.The person in charge will be right with you.
担当のものがすぐに参ります。
2.Please have a seat. He will be right with you.
どうぞおかけください。彼はすぐ参ります。
3.I am coming there shortly.
すぐにそちらへ参ります。
「困る」を意味する「参ります」の英語表現・フレーズは?
次に「ほとほと困る」「手を焼く」などの意味で使われる「参ります」の英訳を考えてみましょう。
同じ「参ります」でも、「来る」「行く」の謙譲語とは全く別の意味なので、「be with you」では表現できません.。
「困る」を意味する「参ります」の英語表現
「困る」という意味の「参ります」は、「be in trouble」を使えばいいでしょう。「道に迷った」「スマホが壊れた」などと言う時に言う「参ったなぁ」は、「本当に困る」「途方に暮れる」というニュアンスがありますね。困っているという状況を表すには「be in trouble」を使います。
また、「I don’t know what to do.」も似たような意味で使ってもいいでしょう。「I don’t know what to do.」は「どうしていいのか分からない」という時に使う表現です。「困る」という意味の「参ります」に近い意味を表すことができます。
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