
「身が入る」の使い方・例文
「身が入る」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられています。
1.彼女は運動には興味があり熱中するのだが、身体に関連する用語や知識を学ぶとなると身が入らない。
2.英単語や古語の暗記は身が入らなかったが、話題のアプリを使うと勉強がどんどんはかどった。
3.内容や状況にもよるのでケースバイケースとなるが、目標の設定が絶妙であれば仕事にも身が入る。
何らかのやるべきことに対して、いずれの例文も集中して取り組んだか、もしくは否定形で取り組めないという意味合いの文です。
例文1.では、運動は楽しむものの運動や体に関する情報を身につけるのは気が乗らないという人について書かれています。例文の2.のほうは、暗記に集中できないときにアプリを使ってみるとうまくいったという文です。3つ目の例文では、目標とするレベルをちょうどよいところに設定することによって意欲がわき、集中して取り組むことができる場合があるということを表しています。
「打ち込む」
「身が入る」の類義語には、「打ち込む(うちこむ)」があります。意味は、精神を集中したり夢中になったりすることです。「打ち込む」には、物理的に叩いて中に入れるというもとの意味があり、今やるべきことが体の中心にあるということにつながっています。
また、「打ち込む」という表現は、集中するということだけでなく、自らの意志でやると決めて取り組んでいるというニュアンスがありますよ。
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