国語言葉の意味

歌舞伎が語源?「幕が下りる」の意味・例文・類義語などを日本放送作家協会会員が解説

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では 「幕が下りる」について解説する。

端的に言えば、幕が下りるの意味は「物事が終わりになる」ことだ。報道ではよく目にする表現だが、語源や類義語も知っておくと自分でも使いこなせるようになるぞ。

日本放送作家協会会員でWebライターのユーリを呼んだ。一緒に「幕が下りる」の意味や例文、類義語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

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ライター/ユーリ

日本放送作家協会会員。シナリオ、エッセイをたしなむWebライター。時代によって変化する言葉の面白さ、奥深さをやさしく解説する。

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「幕が下りる」の意味・語源・例文

image by iStockphoto

「幕が下りる」は新聞記事やテレビの報道で見ることはありますが、自分ではあまり使ったことがない言葉かもしれませんね。歌舞伎が由来とされる語源を調べていくと、ほかにもいろいろな表現があることがわかりますよ。

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「幕が下りる」の意味

最初に「幕が下りる」を辞書で調べてみましょう。

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芝居などが終わって、垂れ幕がさがる。転じて、物事が終わりになる。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「幕が下りる」

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幕は、劇場などで、演技が行われていないときに舞台の前に垂らして、舞台と客席を仕切っている布のこと。芝居が始まるときに幕が上がり、芝居が終わると幕が下がります。そこから転じて「物事が終わりになる」という意味で使われるようになりました。

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「幕が下りる」の語源は歌舞伎から!

「幕が下りる」以外にも、「幕開き」「幕引き」「幕を切って落とす」など幕を使った慣用句がありますが、これらの多くは歌舞伎に由来しているものです。歌舞伎ではさまざまな幕が使われますが、上下に開閉するスタイルのものを緞帳(どんちょう)といいます。江戸時代から明治初期の頃、緞帳は簡素な巻き上げ式のものでしたが、明治後期に西洋式の劇場が建設されるようになり、つづれ織りの織物など豪華な幕に変わっていきました。「幕が下りる」は芝居が終わり、緞帳が下りることです。

歌舞伎の幕というと、黒・柿色・浅葱色(濃い緑)の三色の縦縞の幕の印象が強いのではないでしょうか。これは定式幕(じょうしきまく)といいます。いつも使う幕という意味です。歌舞伎の場合、幕は舞台下手から上手に向かって開き、上手から下手に閉じます。

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