国語言葉の意味

【慣用句】「幕が下りる」の意味や使い方は?例文や類語を日本語オタクライターが解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「幕が下りる」について解説する。

端的に言えば幕が下りるの意味は「物事が終わること」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

今回は日本語学を中心とし、文学・語学を専門的に学んでいるライターのイオリを呼んだ。一緒に「幕が下りる」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/イオリ

日本語学を専門に学び、趣味は読書と小説執筆という日本語漬けの毎日を送るライター。日本語オタクとして言葉の意味や内容、その面白さを丁寧に解説していく。

「幕が下りる」の意味や語源・使い方まとめ

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それでは早速「幕が下りる」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「幕が下りる」の意味は?

「幕が下りる」には、次のような意味があります。

芝居などが終わって、垂れ幕がさがる。転じて、物事が終わりになる。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「幕が下りる」

「幕が下りる」という慣用句は、あまり日常でよく使われる言葉ではないかもしれません。とはいえ小説や漫画など、物語の中では目にする機会も少なくない言葉ではないでしょうか。東野圭吾の推理小説が原作の、『祈りの幕が下りる時』という作品が阿部寛主演で映画化されていたのも記憶に新しいですね。

この「幕が下りる」という言葉は、「物事が終わりになる」という意味の慣用句です。実際に幕が下りていく動作をそのまま表していたものが、転じて比喩的な意味を持ち使われています。物事が終わりになることを単純に「終わった」と言うよりも、小洒落ていて気の利いた言い回しという感じがしますよね。

「幕が下りる」の語源は?

次に「幕が下りる」の語源を確認しておきましょう。

先ほども少し触れましたが、「幕が下りる」の「物事が終わりになる」という意味は本来の「幕が下りていく」動作そのものから転じたものです。劇場に赴き芝居や舞台などを鑑賞していると、公演が始まるときに大きな垂れ幕が開く、または上がっていきますよね。そして公演が終わるとき、その垂れ幕が閉じる、または下がってきます。つまりこの幕が下りるという動作は公演の終了をそのまま表すものです。これが舞台の公演についてでなくても、終了という意味を持って「物事が終わりになる」という意味として使われるようになったのですね。

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