「幕を引く」の使い方・例文
「幕を引く」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.徳川幕府が朝廷に政権を返す大政奉還を行なったことで、約260年にも及んだ江戸時代に幕が引かれた。
2.平成に幕が引かれ、新たな年号である令和の時代がはじまる様子はテレビ放送を中心に広く報道された。
3.うちの父は長年研究職に携わってきたが、自ら志願した早期退職で幕を引いた。
4.最後の最後で一見簡単に改善できると思われていた課題が大きな矛盾を生んでいることに気づき、長期プロジェクトに幕を引くことができない。
例文にもみられるように、「江戸時代」や「平成」が自ずと終わる場合には「幕が引かれる」と受け身の形になり、「研究職」、「長期プロジェクト」を自らが終わらせる場合には「幕を引く」というように言われることが一般的です。
また、長年、長期に渡った物事が終わる場合にこの「幕を引く」という言葉が使われることが多いのは、語源が芝居や劇であり「物語の終わり」というニュアンスを含むことに起因するのかもしれません。
「終止符を打つ」
「終止符を打つ」の意味は「物事に決着をつけて終わらせること」です。この言葉は「幕を引く」とは違って、物事が自ずと終わる、という場合には使われず、誰かが物事を自ら終わらせる、という場合に限られます。
「ピリオドを打つ」とも言われるこの言葉の由来は、文章を終止符、ピリオドで終わらせることから。ピリオドとは英文の文末につく「.」であり、日本語の場合は「。」にあたるものです。それでは「終止符を打つ」の例文を見て行きましょう。
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