国語言葉の意味

【慣用句】「盗人にも三分の理」の意味や使い方は?例文や類語をWebライターが解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「盗人にも三分の理」について解説する。

端的に言えば盗人にも三分の理の意味は「何にでも理屈はつけられる」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

国語力だけでこれまでの社会人生活を乗り切ってきたライター、ヤザワナオコに、「盗人にも三分の理」の意味や例文、類語などを説明してもらおう。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/ヤザワナオコ

コールセンターの電話応対指導やマナー講師、テレビ番組の字幕製作経験もあるライター、ヤザワナオコ。

理詰めで丁寧に説明する子育てをしていたら、息子は本人以上に理屈っぽい性格に育ってしまったとか。盗人にも三分の理とはどんなときに使う言葉なのか解説してもらう。

「盗人にも三分の理」の意味や語源・使い方まとめ

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それでは早速「盗人にも三分の理」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

このことわざ、読み方は「ぬすびとにもさんぶのり」ですが、盗人は「ぬすっと」と読むこともありますよ。また、「理」という漢字を「利」と間違って書かれていることもあるので気をつけましょう。

「盗人にも三分の理」の意味は?

「盗人にも三分の理」には、次のような意味があります。

悪事を働くにも相応の理屈はある。どんなことにでも理屈はつけられるということ。泥棒にも三分の道理。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

盗人、すなわち泥棒はもちろん窃盗罪(刑法235条)に該当する立派な(?)犯罪ですし、悪いことなのは疑いようがありませんね。

でも、例えば生活苦からパンを1つ盗んだのジャン・バルジャン(「レ・ミゼラブル」の主人公)や、金持ちから盗んだお金を貧乏な人に配ったとされる(本当は施しはしていないという説もありますが)江戸時代のねずみ小僧…そこまで極悪人ともいえないような気もしませんか。

泥棒に限らずどんな悪事でも、悪いことをした人にしてみればその人なりの理由があることでしょう。このことから、「どんな行動にもそれなりに理屈はつけられるものだ」という意味を表すのが「盗人にも三分の理」なのです。

「それなら仕方ないね」と同情できるようなケースだけでなく、「住居侵入のつもりはない、たまたまトイレを借りに入ったらそれが留守宅だっただけだ」などと無理のある言い訳をする場合にも使われます。

「盗人にも三分の理」の語源は?

次に「盗人にも三分の理」の語源を確認しておきましょう。

「盗人」はすでに説明したとおり「盗みを働いた人」のこと。「分」は「10分の1」の意味ですから、「三分」は「10分の3」を指しています。そして「理」は「ことわり」とも読み、ものごとの筋道や道理といった意味。ですから「三分の理」は「30%ぐらいは(少しは)理屈があるものだ」というニュアンスです。

ちなみにこのことわざ、ほかにも「盗人にも三つの道理」とか「泥棒にも一理屈」などいろいろなバリエーションがありますよ。

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