
「玉の輿に乗る」の対義語は?
それでは、「玉の輿に乗る」の対義語も見ていきましょう。
「逆玉の輿に乗る」
「玉の輿に乗る」の対義語は、「逆玉の輿に乗る」なので簡単ですね。「玉の輿に乗る」は、女の人が身分の高い男の人と結婚して高い身分を得るという意味を表す言葉でした。「逆玉の輿に乗る」はこの逆ということですから、経済的にも社会的にも身分の低い男の人が身分の高いお金持ちの女性と結婚して高い身分を得ることを指します。
今までの説明文でも紹介してきたように、現代では女の人の経済的自立が目立つ時代です。女の人の方が稼いでいるので男の人は家事をして待っているということも珍しくない時代ですね。女の人に稼がせて家事もろくにせず家に居座ってる男の人を表現する「ヒモ」という言葉があるくらいですから、「逆玉の輿に乗る」という言葉も覚えておくと今後使う機会が増えていくかもしれません。
「玉の輿に乗る」を使いこなそう
この記事では「玉の輿に乗る」の意味・使い方・類語などを説明しました。
「玉の輿」の意味が「美しい乗り物」という意味であったことには驚きですが、なぜ「玉の輿」の後に「乗る」が続くのかという意味がよく分かりましたね。これからはお祭りで御神輿を見る時の目線が少し変わってしまいそうです。
美しい日本語を正しく使えるようになれば、マナーが認められて女の人なら「玉の輿」に、男の人なら「逆玉の輿」に乗れるかもしれませんよ。また「玉の輿」や「逆玉の輿」を狙うだけでなく、自分も経済面や身だしなみに対する努力を怠らないようにすると自然と素敵な相手が現れるかもしれないので、まずは自分磨きから始めたいですね。