国語言葉の意味

【慣用句】「腫れ物に触る」の意味や使い方は?例文や類語を現役学生ライターが解説!

「腫れ物に触る」の使い方・例文

「腫れ物に触る」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

1.有能なクリエイターが集まる職場はやりがいがあるが、部下としては常に自自信やプライドにあふれている先輩を腫れ物を触るかのように扱わなければならないため、毎日が不安な状況だ。
2.こどもが心配で腫れ物を触る様に大切に扱うという親心も分かるが、あまり気にせず自由にさせてあげた方が子ども自身の創意工夫の能力が発揮されやすいというアドバイスをもらった。
3.周囲の様子に配慮して腫れ物に触るような姿勢や適切な距離を保って対応することを意識していなければ、今の組織での役割を損失しかねない。

以上の例文から分かる様に、機嫌を損ねてはいけない相手や大切に扱わないといけない赤ちゃんなどを腫れ物という対象にすることが多いです。

機嫌の悪い人や性格が扱いづらい人などに対しては皮肉の意味を込めて「腫れ物に触れるように扱う」と用いますが、赤ちゃんなどの繊細で宝物のように大切に扱わなければならない対象に対してもその慎重さを表現するために「腫れ物に触れるように扱う」と用います。

以上のことから、腫れ物を扱う側よりも腫れ物側の方が存在価値や社会的立場が上ということが分かりますね。自分の身を呈してでも大切に扱うということはその人にそれほどの価値があるか、丁寧に扱わないと結果的に自分に影響が及ぶほどの力を持っているということになるからです。

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「腫れ物に触る」とは、機嫌を損なわないように気を回したり必要以上に大切に扱う様子を指すことが分かったな。「腫れ物に触る」の語源がそのままニキビや吹き出物などの顔に出来る出来物にあるというのは面白い。みんなはニキビを触りすぎてつぶしてしまったり、痕が残る様により悪化させてしまったことはあるだろうか?人付き合いも出来物も、関わる塩梅を調整するのはとても難しいが気にしすぎも気にしなさすぎも良くないということだな。こう考えると、何も考えずに接することの出来る気心知れた友達や家族がいかに大切かわかるだろう。

相手が「腫れ物」である場合は対応に気をつける以上に自分に出来ることはないが、自分がその「腫れ物」にならないように意識することは出来る。機嫌で態度を左右させてしまうと、周囲の人から「腫れ物扱い」されてしまうから気を付けよう。

「腫れ物に触る」の類義語は?違いは?

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それでは、「腫れ物に触る」の類語を見ていきましょう。

「当たり障りのないように」「波風を立てないように」

「腫れ物を触る」の類語として挙げられるのは、「当たり障りのないように」や「波風を立てないように」という表現です。

この二つはいずれも揉め事を起こさないように、相手の機嫌を損ねない態度や言葉を丁重に選んで対応することを指します。言葉通り「当たり障りのないように」は人に当たったり差し障りのないように接すること、「波風を立てないように」は風を吹いて波を立たせることなく平穏な状態を保つことだと分かりますね。

以上のことからこの二つの言葉は「腫れ物に触る」における、機嫌を損なわないように恐る恐る対応するという方の表現と同じです。しかし赤ちゃんなどを必要以上に慎重に扱ったり、神経質になることという方の意味合いは「腫れ物を触る」よりも薄れるので、そのような意味で用いる場合は「腫れ物に触る」を使うというように使い分けるといいでしょう。

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