国語言葉の意味

【慣用句】「馬の背を分ける」の意味や使い方は?例文や類語を元予備校講師がわかりやすく解説!

「馬の背を分ける」の対義語は?

「馬の背を分ける」の完全な対義語はありません。その為、ここでは同じ「馬」を使用し天候についての慣用句「天高く馬肥ゆる秋」をご紹介します。

「天高く馬肥ゆる秋」

「天高く馬肥ゆる秋」は「空が澄み渡って晴れ、馬も肥えてたくましくなるほど、素晴らしい秋の様子」を表す慣用表現です。

ちなみに「秋」なしで「天高く馬肥ゆ」と辞書に掲載されているものもありますが、「秋」の良い天気について述べていることに変わりはありません。秋に限定されていることは押さえておきましょう。

「馬の背を分ける」と同じく「馬」が使われていますが、こちらは山とは関係なく、動物の「馬」が太るくらい作物が取れる素晴らしい秋ということから。このような季節は急な雨が降ることもなく、心地よい天気が広がっていることでしょう。

「馬の背を分ける」の英訳は?

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「馬の背を分ける」の英語訳は「The rain pours down on one side and leaves the other side dry」となるでしょう。

「The rain pours down on one side and leaves the other side dry」

これは直訳すると、「雨は片側を濡らし、反対側を乾いたままにした」という意味になります。「馬の背を分ける」が複雑な意味を持った言葉のため、英語にする場合は、やや堅いですがこのように意味をはっきりと表現したほうがいいでしょう。

「horse’s back(馬の背)」をそのまま単語として使っても、日本語の持っていたニュアンスを相手が理解できない限り表現意図が伝わらないため、使わないほうが無難です。

慣用表現ではないため、例文はありません。

「馬の背を分ける」を使いこなそう

この記事では「馬の背を分ける」の意味・使い方・類語などを説明しました。

「馬」から天気・雨について発想が飛ぶ、面白い慣用表現でした。「天高く~」も合わせて、農耕民族らしい発想と言えるのかもしれません。

ちなみに英語圏では「馬」は「高貴・従順さ」の象徴でありながら「愚かさ・好色さ」も表すなど、複雑な存在です。その由来を調べてみるのもきっと面白いですよ。

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