国語言葉の意味

【慣用句】「馬の背を分ける」の意味や使い方は?例文や類語を元予備校講師がわかりやすく解説!

「馬の背を分ける」の使い方・例文

「馬の背を分ける」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

・どしゃぶりだったので雨が過ぎる前後はずっと書店にいたのだが、少し歩いただけで道路が濡れていない状態になり、馬の背を分けるような雨だったということがわかった。

・今日、職場のある場所は大雨だと天気アプリからお知らせがきて焦ったのだが、帰宅したら洗濯物は乾いたままだった。馬の背を分けるような雨だったらしい。

・ほんの少しの距離とは言えオランダから移住して国籍も変えたら、こちらは日照りであちらは大雨と気候が大きく変わり、馬の背を分けるという言葉の意味がよくわかった。

雨があちらでは降り、こちらでは降らないなど、限定的な降り方をしていること」のイメージができますでしょうか。基本的に、雨の降り方以外には使わない言葉のため、その使用も限定されたものとなるでしょう。

たとえば他にも、「ランキングサイトから提供された人気サービス投票の結果で、あちらは大喜びでこちらは落胆と、馬の背を分けたような状態になった」と、状態がはっきりわかれていることを表すのにも使えそうですが、現在はないようです。

今後、言葉の使われ方が変化することでこうした表現も耳にするようになるかもしれません。覚えておくのもいいでしょう。

「馬の背を分ける」の類義語は?違いは?

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「馬の背を分ける」の類義語は「夕立は牛の背を分ける」や「夕立は馬の背を分ける」がいいでしょう。

「夕立は牛の背を分ける」「夕立は馬の背を分ける」

「夕立は牛の背を分ける」「夕立は馬の背を分ける」はどちらも、「夕立が局地的・限定的な降り方をすること」をたとえた慣用表現です。

意味は「馬の背を分ける」とほぼ同じですが、「夕立」と限定されているところがポイント。確かに夕立はざあっと強く短く降ることから、限定的に降るイメージも納得できるかもしれません。「牛」「馬」どちらでも構わないのも面白いところです。

「馬の背を分ける」を「夕立は馬の背を分ける」として収録している辞書もあり、少し変えただけで似た意味の言葉がたくさんあります。言い間違えで伝わったのか、言う人のイメージで自然と変化したのか、想像してみるのも楽しいでしょう。

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