国語言葉の意味

【慣用句】「花も恥じらう」の意味や使い方は?例文や類語をWebライターが解説!

「花も恥じらう」の使い方・例文

「花も恥じらう」の意味を抑えたところで、早速使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

1.妹は、兄の自分が言うのもなんだが花も恥じらう乙女で、頻繁に告白されているようだ。
2.私の想い女(びと)はとても可憐で、まさしく花も恥じらう女性といった感じだ。

「花も恥じらう」の用例として、最も一般的というか、耳に馴染みがあるであろう表現は「花も恥じらう乙女」でしょう。

「花も恥じらう」という美しさを称賛する表現の後に、「乙女」というこれまた単なる「女」よりも可憐さや可愛らしさを強調した表現を重ねてより意味を強めています。例文1においても頻繁に告白されるほどの客観的に美しいとされる妹を「花も恥じらう乙女」と表現し、ただ「妹は可愛くて」と表現するより美を強調しているのです。

また、例文のように「花も恥じらう女性」と表現するのももちろん可能。「花も恥じらう乙女」と表現するとやや過剰な表現に聞こえてしまい、恥ずかしいような気がしてしまう人もいるでしょう。そんな際はあえて表現を強めず、「花も恥じらう女性」と表してもいいですね。

no-img2″>
 <figcaption class=桜木建二

「花も恥じらう」自体、かなり強い褒めの表現であるため、少し可愛いと思った・美しいと思った程度で使うと妙な勘違いを生んでしまう可能性があるから気をつけるんだぞ。

「花も恥じらう」の類義語は?違いは?

image by iStockphoto

それでは次に、「花も恥じらう」の類義語をご紹介しようと思います。「花も恥じらう」は若い女性の美を強調して表す言葉でしたね。それと同様の意味を持つ言葉はどのようなものがあるのでしょうか。

「沈魚落雁」

こちらの言葉の読み方は「ちんぎょらくがん」。魚や鳥の雁(がん)すら身を隠してしまうほどの美人、という意味を持ちます。魚が潜ってしまうのはまだわかりますが、鳥が墜落してしまうほどというのは相当なのだな、と感じてしまいますね。

「羞花閉月」

こちらも「花も恥じらう」や「沈魚落雁」と同様に、自然の反応から女性の美しさを表した表現。読み方は「しゅうかへいげつ」です。

一見してわかるかもしれませんが、前半は「花も恥じらう」と同様の意味。とても恥ずかしがる意味を持つ「羞恥(しゅうち)」などに使われる羞と花を合わせて花が美人を前に恥ずかしがる様子を表しています。それにさらに月すらも隠れてしまうという「閉月」を合わせてより意味を強めているんですね。

「うら若き」

こちらは正確には類義語ではありませんが、同じような場面で使われる表現なので紹介させていただきます。意味は「若くて瑞々しいこと」。美しさよりも若さ、いわゆるフレッシュさに焦点を当てた表現です。

この慣用句も「うら若き乙女」などの使い方ができるので、併せて覚えておきましょう。

「花も恥じらう」の対義語は?

image by iStockphoto

「花も恥じらう」は非常に美しいことを表す慣用句でしたので、その対義語となれば、醜い見た目を表す表現です。決して進んで使って欲しい言葉ではありませんが、知識として蓄えておく分には構わないでしょうから、対義語もご紹介させていただきます。

「人三化七」

読み方は「にんさんばけしち」。3割は人間に見えるが、それ以外の7割は化物に見えるということでこのような慣用句になっています。言わずもがな、容姿が非常に不細工なことを表す表現です。とてもひどいですね……。

しかも恐るべきことに、これはとくに女性に対して蔑んで言う言葉なのです。とはいえくれぐれも女性に使わないようにしましょう。

「牛鬼蛇神」

この四字熟語は妖怪や鬼神を表す言葉です。読み方は「ぎゅうきだしん」。牛鬼は頭が牛の形をした鬼神・怪物、「蛇神」は顔が人で身体が蛇の姿をした神のこと。そのような歪な見た目の怪物を組み合わせることで、転じて容姿が醜いことのたとえとして用いられることもあります。

重ね重ねになりますが、くれぐれも女性には使わないように。

no-img2″>
 <figcaption class=桜木建二

「花も恥じらう」のような人を褒める表現には自然のものを、「人三化七」や「牛鬼蛇神」のような、人の容姿をけなす時には想像上の化け物を用いるという特徴があるみたいだな。

それらの違いを覚えて理解しておくことは大事だが、中低も言う通り人をけなす表現を口に出して女性を罵ることは決してするなよ。

次のページを読む
1 2 3
Share: