この記事では「花も恥じらう」について解説する。

端的に言えば花も恥じらうの意味は「若くて美しい女性を形容する言葉」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

小説や記事の執筆など、言葉に多く携わっている中低青黄を呼んです。一緒に「花も恥じらう」の意味や例文、類語などを見ていきます。

ライター/中低青黄

大学生ライター。大学生活を送る傍ら、PR会社にて記事の添削・校正などを担当。また、高校生の頃から小説をはじめとした書籍を多数通読。小説の執筆や記事の作成なども行っている。

「花も恥じらう」の意味や語源・使い方まとめ

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それでは早速「花も恥じらう」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「花も恥じらう」の意味は?

「花も恥じらう」には、次のような意味があります。

・うら若く美しい女性を形容する言葉。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「花も恥じらう」

漫画や小説などで度々用いられている「花も恥じらう」。基本的には若い女性に用いる表現で、「若く美しい様」を表しているのです。それでは早速、どのような仕組みでこの慣用句が成立しているのかを説明しましょう。

まず勘違いしてはいけないのが、「恥じらう」のは乙女ではなく花であるということ。花は昔から私たちの身近にあり、その美しさで常に私たちを癒し続けてくれていました。その素晴らしさは、当時の人々の価値観に当然のごとく刻まれていたわけです。

しかし、この慣用句ではそんな花すらも恥じらっているのだと表現しています。恥じらうというのは恥ずかしがっているという意味の他に、遠慮しているようなニュアンスも内包されており、綺麗な花が女性の美しさを前に胸を張って咲き誇ることができないことから、花を上回る美しさを表現しているのです。

「花も恥じらう」の由来は?

「花も恥じらう」の出自に関しては諸説ありますが、そのうちのふたつを紹介します。

ひとつは中国三国史の時代に二橋と呼ばれた、大僑(だい きょう)、小僑(しょう きょう)という美しい姉妹が元になったという説。彼女たちの美しさを表すために「花も恥じらい、月も光を消す」との表現が使われ、この前半部分から「花も恥じらう」という慣用句が生まれたのだと言われています。

また、中国四大美人の楊貴妃(ようきひ)を「羞花美人」と表し、それが由来となったという説も有力なのです。

\次のページで「「花も恥じらう」の使い方・例文」を解説!/

「花も恥じらう」の使い方・例文

「花も恥じらう」の意味を抑えたところで、早速使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

1.妹は、兄の自分が言うのもなんだが花も恥じらう乙女で、頻繁に告白されているようだ。
2.私の想い女(びと)はとても可憐で、まさしく花も恥じらう女性といった感じだ。

「花も恥じらう」の用例として、最も一般的というか、耳に馴染みがあるであろう表現は「花も恥じらう乙女」でしょう。

「花も恥じらう」という美しさを称賛する表現の後に、「乙女」というこれまた単なる「女」よりも可憐さや可愛らしさを強調した表現を重ねてより意味を強めています。例文1においても頻繁に告白されるほどの客観的に美しいとされる妹を「花も恥じらう乙女」と表現し、ただ「妹は可愛くて」と表現するより美を強調しているのです。

また、例文のように「花も恥じらう女性」と表現するのももちろん可能。「花も恥じらう乙女」と表現するとやや過剰な表現に聞こえてしまい、恥ずかしいような気がしてしまう人もいるでしょう。そんな際はあえて表現を強めず、「花も恥じらう女性」と表してもいいですね。

「花も恥じらう」の類義語は?違いは?

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それでは次に、「花も恥じらう」の類義語をご紹介しようと思います。「花も恥じらう」は若い女性の美を強調して表す言葉でしたね。それと同様の意味を持つ言葉はどのようなものがあるのでしょうか。

「沈魚落雁」

こちらの言葉の読み方は「ちんぎょらくがん」。魚や鳥の雁(がん)すら身を隠してしまうほどの美人、という意味を持ちます。魚が潜ってしまうのはまだわかりますが、鳥が墜落してしまうほどというのは相当なのだな、と感じてしまいますね。

「羞花閉月」

こちらも「花も恥じらう」や「沈魚落雁」と同様に、自然の反応から女性の美しさを表した表現。読み方は「しゅうかへいげつ」です。

一見してわかるかもしれませんが、前半は「花も恥じらう」と同様の意味。とても恥ずかしがる意味を持つ「羞恥(しゅうち)」などに使われる羞と花を合わせて花が美人を前に恥ずかしがる様子を表しています。それにさらに月すらも隠れてしまうという「閉月」を合わせてより意味を強めているんですね。

「うら若き」

こちらは正確には類義語ではありませんが、同じような場面で使われる表現なので紹介させていただきます。意味は「若くて瑞々しいこと」。美しさよりも若さ、いわゆるフレッシュさに焦点を当てた表現です。

この慣用句も「うら若き乙女」などの使い方ができるので、併せて覚えておきましょう。

「花も恥じらう」の対義語は?

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「花も恥じらう」は非常に美しいことを表す慣用句でしたので、その対義語となれば、醜い見た目を表す表現です。決して進んで使って欲しい言葉ではありませんが、知識として蓄えておく分には構わないでしょうから、対義語もご紹介させていただきます。

「人三化七」

読み方は「にんさんばけしち」。3割は人間に見えるが、それ以外の7割は化物に見えるということでこのような慣用句になっています。言わずもがな、容姿が非常に不細工なことを表す表現です。とてもひどいですね……。

しかも恐るべきことに、これはとくに女性に対して蔑んで言う言葉なのです。とはいえくれぐれも女性に使わないようにしましょう。

「牛鬼蛇神」

この四字熟語は妖怪や鬼神を表す言葉です。読み方は「ぎゅうきだしん」。牛鬼は頭が牛の形をした鬼神・怪物、「蛇神」は顔が人で身体が蛇の姿をした神のこと。そのような歪な見た目の怪物を組み合わせることで、転じて容姿が醜いことのたとえとして用いられることもあります。

重ね重ねになりますが、くれぐれも女性には使わないように。

\次のページで「「花も恥じらう」を使いこなそう」を解説!/

「花も恥じらう」を使いこなそう

この記事では「花も恥じらう」の意味・使い方・類語などを説明しました。昔の人は、花や鳥、魚そして月など自然になぞらえて女性の美しさを表現するという極めて風流な完成を持っていたことがわかったのではないでしょうか。

現代でこのような表現を使うとキザなように思えるかもしれませんが、勇気を持って是非ともこのような言葉を用いて女性を褒めてみてはいかがでしょうか。

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【慣用句】「花も恥じらう」の意味や使い方は?例文や類語をWebライターがわかりやすく解説!

この記事では「花も恥じらう」について解説する。

端的に言えば花も恥じらうの意味は「若くて美しい女性を形容する言葉」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

小説や記事の執筆など、言葉に多く携わっている中低青黄を呼んです。一緒に「花も恥じらう」の意味や例文、類語などを見ていきます。

ライター/中低青黄

大学生ライター。大学生活を送る傍ら、PR会社にて記事の添削・校正などを担当。また、高校生の頃から小説をはじめとした書籍を多数通読。小説の執筆や記事の作成なども行っている。

「花も恥じらう」の意味や語源・使い方まとめ

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それでは早速「花も恥じらう」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「花も恥じらう」の意味は?

「花も恥じらう」には、次のような意味があります。

・うら若く美しい女性を形容する言葉。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「花も恥じらう」

漫画や小説などで度々用いられている「花も恥じらう」。基本的には若い女性に用いる表現で、「若く美しい様」を表しているのです。それでは早速、どのような仕組みでこの慣用句が成立しているのかを説明しましょう。

まず勘違いしてはいけないのが、「恥じらう」のは乙女ではなく花であるということ。花は昔から私たちの身近にあり、その美しさで常に私たちを癒し続けてくれていました。その素晴らしさは、当時の人々の価値観に当然のごとく刻まれていたわけです。

しかし、この慣用句ではそんな花すらも恥じらっているのだと表現しています。恥じらうというのは恥ずかしがっているという意味の他に、遠慮しているようなニュアンスも内包されており、綺麗な花が女性の美しさを前に胸を張って咲き誇ることができないことから、花を上回る美しさを表現しているのです。

「花も恥じらう」の由来は?

「花も恥じらう」の出自に関しては諸説ありますが、そのうちのふたつを紹介します。

ひとつは中国三国史の時代に二橋と呼ばれた、大僑(だい きょう)、小僑(しょう きょう)という美しい姉妹が元になったという説。彼女たちの美しさを表すために「花も恥じらい、月も光を消す」との表現が使われ、この前半部分から「花も恥じらう」という慣用句が生まれたのだと言われています。

また、中国四大美人の楊貴妃(ようきひ)を「羞花美人」と表し、それが由来となったという説も有力なのです。

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