「痰を切る」の対義語は?
さらには「痰を切る」の対義語も紹介します。
「蚊の鳴くような声」
「蚊の鳴くような声」(かのなくようなこえ)とは、「かすかで弱々しい声」を意味します。あのブーンとかいう嫌な羽音が小さく聞こえることが、その言葉の由来です。
小声で話すという意味の慣用句は、他を探しても意外と見つかりません。「蚊の鳴くような声」の類義語で検索しても、「かすかな声」「か細い声」「消え入りそうな声」「はかなげな声」といった具合です。
「to speak sharply」
「to speak sharply」で「痰を切る、啖呵を切る、声を尖らす」です。「sharply」には「鋭く、厳しく、はっきりと」などの意味があります。
ちなみに「痰」は英語だと「phlegm」「sputum」「expectoration」です。どれも日本人には読みにくいですよね。無理矢理カタカナに直すとしたら、「フレム」「スプータム」「エクスペクトレーション」といった感じとなります。ハリーポッターの呪文みたいですよね。
3つの言葉を逆に英和辞典で引くと、「つば、たん、粘液」などとなります。口から出る粘り気のあるタンパク質でできた分泌物は、英語では明確に区別されていないということです。
「痰を切る」を使いこなそう
この記事では「痰を切る」の意味・使い方・類語などを説明しました。
「痰を切る」ようなものの言い方は、痰が切れるようになったからこそできます。つまり、健康でいることが大前提というわけです。普段は口やかましくて厄介だなと思う人でも、ある日おとなしくて物静かだったら心配しますよね。次の日にまたやかましくなったらなぜか安心する、案外そんなものです。
最後に私からささやかなメッセージを。普段の健康時には気付かないことは多いです。ひとたび体調を悪くすると、改善するまでは時間がかかります。健康でいることはものすごく大事です。健康な体さえあれば、あきらめることなんてありません。