化学理科

5分でわかる「チンダル光」お風呂の湯はなぜ青い?元塾講師がわかりやすく解説

よぉ、桜木建二だ。今回は「チンダル光」について勉強していこう。

自宅やホテルでバスタブに入っている湯が青く見えたことはないか?これにはチンダル光(チンダル現象)が関わっているんだ。

チンダル光の美しい写真とともに化学に詳しいライターAyumiと一緒に解説していくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

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ライター/Ayumi

理系出身の元塾講師。わかるから面白い、面白いからもっと知りたくなるのが化学!まずは身近な例を使って楽しみながら考えさせることで、多くの生徒を志望校合格に導いた。

1.チンダル光を写真で見てみよう

チンダル光について解説する前に、これがどのような現象なのか実際の写真で見ていきましょう。初めてこの言葉を聞いたという人も多いかと思いますが、実は誰しもが一度は目にしたことのある現象でもあるのです。

1-1.光の通り道

image by iStockphoto

チンダル光の代表といえばこのような光景でしょう。自然の中や建物の中など、光が降り注いでいる場面を想像してみてください。光が筋となって伸びているのを見たことがありませんか?まるで光の通り道ができたようですね。また、雲の切れ間から太陽の光が漏れ、光の柱ができることがあります。これもチンダル光の1つですよ。

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雲の切れ間からのぞく太陽の光はどこか神秘的だよな。この現象に名前がついていたなんて知らなかったやつが多いんじゃないか?

1-2.ホテルや自宅のバスタブ

image by iStockphoto

2つ目の例はバスタブに注がれたお湯の色で見ることができます。元々の水は透明でバスタブは白系なのに、なぜかお湯が青く見えることがありますよね。これはホテルや自宅、どちらでも起こりうる現象です。(規模を大きくして考えれば、プールでも見てとれるでしょう。ただし、プールはプール自体が青く塗られている場合も多いので、例外もあります。)

念のため、これは配管から溶け出た銅などが影響しているわけではないことをお伝えしておきますね。銅は酸化されることで皮膜を作り、自らの腐食を防ぎます。(これについては別記事で解説しているので、ぜひ読んでみてくださいね。)もし銅イオンで浴槽内のお湯が青くするには相当量の銅イオンが含まれているはずですから、銅管の腐食による着色であるとは考えにくいでしょう。ちなみに、蛇口などの周辺にできる青い汚れは、銅管から溶け出た銅イオンとせっけん水などに含まれている脂肪酸が反応することで付着します。しっかり固まってしまうまえに擦り取ることができますよ。

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