国語言葉の意味

【慣用句】「間髪を容れず」の意味や使い方は?例文や類語を読書好き現役看護師が解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「間髪を容れず」について解説する。

端的に言えば間髪を容れずの意味は「ほとんど同時に」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

読書が趣味の現役看護師T.MINAMOTOを呼んだ。一緒に「間髪を容れず」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/T.MINAMOTO

現役看護師として働きながら趣味の読書にて幅広く知識を蓄えている。そのため漢字や慣用句などについても知識を有している。

「間髪を容れず」の意味や語源・使い方まとめ

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それでは早速「間髪を容れず」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「間髪を容れず」の意味は?

「間髪を容れず」には、次のような意味があります。

〔枚乗「諌呉王書」、「説苑 正諫」などより。一筋の毛髪をいれるすき間さえないの意から〕

1.間をおくことなく直ちに。ほとんど同時に。

出典:大辞林(三省堂)「間髪を容れず」

この言葉は正しくは「かん、はつをいれず」と読みます。なぜ「正しくは」といきなり始めたかというと、「かんぱつをいれず」や「かんぱついれず」は不適切であり誤用だからです。この間違いをする人は結構います。そのため間違った読み方をしても相手には伝わるのです。意味にもあるように、「の毛一本すら入らないほどのすき」なので「この間隔(かんかく)では毛髪(もうはつ)すら入らない」とでも覚えれば間違えることはないでしょう。

「容れず」に関しては原文で「間不容髪」とあるので「容」の字が正しいのですが、常用外の読み方になっているため国語的には「入れず」でも意味としては正しいです。もしくはひらがなで「いれず」でも問題ありません

「間髪を容れず」の語源は?

次に「間髪を容れず」の語源を確認しておきましょう。

「説苑 正諫」が出典となります。枚乗(ばいじょう)が謀反(呉楚七国の乱)を起こそうとした呉王を諫める(いさめる:忠告する)時に出した書状にある言葉です。呉王に対して「深淵に墜ちて入ってしまうと出ることは難しく、出ようにも髪の毛一本入らないほどのすき間で、出るに出られない」と書状を送りました。それでも呉王は反乱を起こしますが、すでに歴史が示す通り失敗しています。

本来は空間的な狭さをたとえていましたが、事態の切迫性も相まって時間的な短さを意味するように転じたのでしょう。

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