国語言葉の意味

【慣用句】「タガを外す」の意味や使い方は?例文や類語を日本語オタクライターが解説!

「タガを外す」の使い方・例文

それでは「タガを外す」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

1.今日はお礼に提供されたこの商品について、タガを外して語り合おうじゃないか。
2.昨夜は前後不覚になるほど大量に飲酒した結果、全員タガが外れた状態になってしまっていた。

1の例文はそのまま「規律や束縛」をなくして語り合おう、と言った内容の文章です。たとえば「タガを外して~しよう」というフレーズだと、遠慮や気遣いなどを抜きにしてやり取りしようといったような、無礼講に似たニュアンスを感じられます。

2の例文も基本的には1と同じですが、こちらは「タガが外れる」という受動的な形になっているのが特徴ですね。実際にこの慣用句を使うときは、能動的な「タガを外す」よりも実はこちらの使い方の方が多いのです。規律や束縛から気付けば抜け出してしまっていた、というような感じですね。そういったものから抜け出すときは往々にして理性がしっかりせず判断も覚束ないということなのかもしれません。

no-img2″>
 <figcaption class=桜木建二

「タガを外す」は語源がはっきりしている分、使い方もわかりやすい慣用句だな。細かい使い方の違いも確認して、正しい場面で使いこなせるようにしておこう。

「タガを外す」の類義語は?違いは?

image by PIXTA / 46316167

では次に「タガを外す」の類義語を確認しておきましょう。意味は「規律や束縛から抜け出すこと」でしたね。

「羽目を外す」

「タガを外す」の意味の中にもあるこの慣用句ですが、類義語としても非常に重要な言葉であるため、ここで取り上げておきますね。

この言葉の意味は「調子に乗り度を越してしまうこと」です。「羽目」とは馬の口に噛ませる「はみ」が転じたものと言われており、はみを外すと馬が好き放題に暴れまわってしまうことが語源とされています。これもなんだか「タガを外す」の語源と似ていますよね。どちらも枷を外して解放してしまうという行為が比喩的に用いられ意味を表すことになっています。ただし意味にある「調子に乗る」という点は、「羽目を外す」の特徴と言えそうですね。

非常に似た二つの言葉ですが、異なる点と言えばその使い方にあると言えるでしょう。例文のコーナーで「タガを外す」というと「タガが外れる」という受動的な使われ方が主なものであると紹介しましたね。一方で「羽目を外す」は、受動的な使い方の「羽目が外れる」とは言わず、能動的に「羽目を外す」という使い方をする言葉なのです。「タガを外す」・「タガが外れる」と「羽目を外す」、ニュアンスも含めて上手く使い分けていきましょう。

次のページを読む
1 2 3
Share: