この記事では「苦い経験」の英語表現について解説する。

この言葉の代表的な英訳は「bad experience」ですが、幅広い意味やニュアンスを理解すると英語でも使いこなせるシーンが増えるぞ。

個別指導塾で受験生の指導経験が豊富なライターさとみあゆを呼んです。一緒に「苦い経験」の英訳や使い方を見ていきます。

ライター/さとみあゆ

個別指導塾で多くの受験生を指導してきた経験を持つ。そのノウハウを駆使し、受験生だけでなく社会人にも「使える英語」を伝授する。

「苦い経験」の意味と使い方は?

「苦い経験」という言葉は一般的に耳にしますが、ここでいう「苦い」とはどういう意味があるのでしょうか。

それでは、「苦い経験」の意味と使い方をまずは見ていきましょう。

「苦い経験」の意味

「苦い経験」には、次のような意味があります。

思い出したくもないような、つらく、いやな経験。苦汁をなめるような経験。

出典:実用日本語表現辞典「苦い経験」

「苦い経験」の使い方・例文

「苦い」は文字通り料理や飲み物の味が苦いという意味の他に、「つらい」「不快」「苦々しい」などの意味でも用いられています。つまり「苦い経験」とは、「つらくて、思い出すと不快なるような経験」のこと。

次に「苦い経験」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

1.彼はこれまでに味わった苦い経験から、初対面の人にはなかなか心を開かなくなった。
2.ピアノコンクールに関しては、緊張のあまり頭が真っ白になり、途中で演奏を止めてしまったという苦い経験がある。
3.彼が体を鍛えているのは、子どもの頃の苦い経験が忘れられないからだ。

\次のページで「「苦い経験」の英語での表現は?」を解説!/

「苦い経験」の英語での表現は?

image by iStockphoto

日本語の意味と使い方を復習したところで、いよいよ英語での表現を見ていきましょう。

「経験」は「experience」ですが、では「苦い」という言葉はどのように表現するのでしょうか。

「苦い経験」の英語表現

「苦い経験」は「bad experience」で表現できます。「苦い経験」の「苦い」は、「つらい」「苦しい」などの意味。つまり「bad」や「hard」「difficult」などの単語が当てはまります。

「苦い」という日本語から連想するのは「bitter」という単語かもしれませんね。しかし「bitter」には「苦い」という意味以外に「憎しみに満ちた」「強い敵意を持った」などの意味もあります。「bitter experience」という表現もありますが、「苦い経験」よりも強いニュアンスで使われることが多いようです。

1.He's had a lot of bad experiences.
彼はたくさんの苦い経験をしてきた。

2.I learned through a hard experience that honesty is important.
私は苦い経験を通して、正直さが大切だと言うことを学びました。

3. She had a bad experience with the customer support of the company.
彼女はその会社のカスタマーサポートでひどい目にあった(苦い経験をした)。

「bad experience」と似たような英語表現・フレーズは?

最後に英語で使われる同じような意味を持つ表現を見ていきましょう。「経験」という意味の「experience」を使わない表現もありますよ。

似た表現「hard pill to swallow」

「hard pill to swallow」を使っても「苦い経験」の意味になります。この場合の「hard」は「硬い」ではなく「難しい」「困難な」の意味。「pill」は「錠剤」、「swallow」は動詞で「飲み込む」の意味になります。つまり「hard pill to swallow」を直訳すると、「飲み込むのが難しい錠剤」

そこから「受け入れられない事柄」「心の中で折り合いが付けられない事実」などと意訳されます。受け入れがたいような事柄ということは「苦い経験」とも言い換えられますね。なお、「hard」の部分は「difficult」や「tough」などにしても、ほぼ同じような意味になります。

\次のページで「「苦い経験」を英語で言ってみよう」を解説!/

1.It must be a hard pill for George to swallow.
ジョージにとってそれは苦い経験に違いない。

2.Losing the soccer game was tough pill to swallow.
サッカーの試合に負けたのは受け入れがたい事実(苦い経験)だった。

3.Breaking up with her was a hard pill to swallow.
彼女と別れたのは苦い経験だった。

「苦い経験」を英語で言ってみよう

この記事では「苦い経験」の意味・使い方・英訳を説明しました。「bad experience」の「bad」の代わりに「hard」や「difficult」などを使っても意味が変わりませんが、その他に「trying」を用いることもできます。「try」は動詞で「試しにやってみる」という意味で覚えている人が多いのではないでしょうか。実は「trying」の形になると、形容詞で「苦しい」「腹の立つ」などの意味になり「trying experience」で「苦い経験」の意味にもなります。

英語の勉強には洋楽の和訳サイトもおすすめです。
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英訳英語

【英語】「苦い経験」は英語でどう表現する?英訳や使い方・事例を専門家がわかりやすく解説!

この記事では「苦い経験」の英語表現について解説する。

この言葉の代表的な英訳は「bad experience」ですが、幅広い意味やニュアンスを理解すると英語でも使いこなせるシーンが増えるぞ。

個別指導塾で受験生の指導経験が豊富なライターさとみあゆを呼んです。一緒に「苦い経験」の英訳や使い方を見ていきます。

ライター/さとみあゆ

個別指導塾で多くの受験生を指導してきた経験を持つ。そのノウハウを駆使し、受験生だけでなく社会人にも「使える英語」を伝授する。

「苦い経験」の意味と使い方は?

「苦い経験」という言葉は一般的に耳にしますが、ここでいう「苦い」とはどういう意味があるのでしょうか。

それでは、「苦い経験」の意味と使い方をまずは見ていきましょう。

「苦い経験」の意味

「苦い経験」には、次のような意味があります。

思い出したくもないような、つらく、いやな経験。苦汁をなめるような経験。

出典:実用日本語表現辞典「苦い経験」

「苦い経験」の使い方・例文

「苦い」は文字通り料理や飲み物の味が苦いという意味の他に、「つらい」「不快」「苦々しい」などの意味でも用いられています。つまり「苦い経験」とは、「つらくて、思い出すと不快なるような経験」のこと。

次に「苦い経験」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

1.彼はこれまでに味わった苦い経験から、初対面の人にはなかなか心を開かなくなった。
2.ピアノコンクールに関しては、緊張のあまり頭が真っ白になり、途中で演奏を止めてしまったという苦い経験がある。
3.彼が体を鍛えているのは、子どもの頃の苦い経験が忘れられないからだ。

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