
3分で簡単「血糖量」と「血糖値」医学系研究アシスタントがわかりやすく解説

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高血糖が及ぼすもの
低血糖では神経症状がでますが、高血糖の状態が続くと、それが原因となってからだに様々な不調をもたらします。以下、高血糖状態が続くことによって起こる不調や病気についてみてみましょう。
肥満

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糖質を摂りすぎると、肝臓は過剰に増えたブドウ糖を取り込み切れません。そして、ブドウ糖は中性脂肪に変わってしまい、脂肪組織として体内に蓄積されてしまいます。これが肥満につながりますよ。肥満の状態が続くと、血管に炎症が起こり続けることになります。
糖尿病
血中のグルコースは、一度腎臓でろ過されたあと、100%再吸収されます。しかし、何らかの原因でインスリンが欠乏したりして血糖濃度が上昇すると、余分の糖が腎臓から尿中に排出されるようになるのです。このことが続くのが糖尿病なのですよ。糖尿病には1型、2型の二種類があります。1型は自己免疫によって、自分自身でインスリンを分泌するすい臓のランゲルハンス島β細胞を破壊してしまい、インスリンの分泌ができなくなってしまう病気なのですよ。1型の原因に肥満は関係ありません。発症年齢が若いというのも特徴の一つですよ。ただちにインスリン両方による治療が必要です。
2型は最もよく見られる糖尿病ですよ。遺伝、加齢、喫煙、運動不足、肥満などの生活習慣が原因となってインスリンの分泌量が徐々に低下します。血糖濃度が長期間高いままになると、血管が変形することで血流量が低下し、その結果、眼、脳、心臓、足、腎臓、皮膚などの様々な器官において障害が現れますよ。食後の血糖値の急上昇も血管に負担がかかていますよ。
食後の血糖値の上昇をゆるやかにする食べ物

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パスタ、おすし、パンケーキなど、おいしいものは糖であふれています。糖質が多く含まれているものばかり食べていると、食後の血糖値が急上昇し、知らないうちに血管にダメージが及んでいるかもしれません。放っておくと、糖尿病などの生活習慣病にかかってしまうかもしれません。糖質を多く含んだ食品や料理が好きな人にとってこれらを断絶することは多大なストレスを受けることになるので難しいですよね。これら食品を完全に食べないようにするのではなく、低糖質なものを選んでみましょう。

「糖質」と「糖類」は違うぞ。「糖質」は炭水化物から食物繊維を除いたもので、「糖類」は「糖質から多糖類、糖アルコールを除いたものだ。つまり、糖類はブドウ糖、果糖、砂糖など甘いものを含んでいるぞ。
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