
1.また「油を売」っていないで少しは真面目に仕事に集中して結果を出すべきだ。
2.外回りの営業にかこつけて、カフェやパチンコ店で「油を売」っているに違いない。
3.あそこの店員はいつも、食器を下げたり、掃除をするかわりに、常連さん相手に「油を売」っている。
4.彼は会議室にいる社長は重要な契約取引をしていると思っていたが、実際には秘書を相手に「油を売」っていただけだった。
「道草を食う」の対義語は?
次に「道草を食う」の対義語について考察していきましょう。
「一心不乱」
「一心不乱(いっしんふらん)」の意味は「一つの事に集中して、他の事のために心の乱れることがないこと」。
目的の途中で他のことに時間を費やしてしまう「道草を食う」の反対にある慣用句といえます。また「道草を食う」の語源から考えてみると「一心不乱」に疾走する馬は道端の草には見向きもしない、ということができそうです。
「loiter」
英単語の「loiter」は「道草を食う、ぶらぶら歩く」や「時間をかけて旅行する、ぶらぶら暮らす」という意味の動詞です。
「道草を食う」を英単語一つで言いあらわすことができます。
「dilly dally」
「ぐずぐずする、のらくらする、時間を浪費する」を意味する「dilly dally」。この英語表現は、単語やその一部を反復して作られた合成語である「畳語(じょうご)」と呼ばれるものの一種で、日本語の場合「泣く泣く」や「知らず知らず」にあたるものです。
また「優柔不断、ためらい」を意味する「shilly shally」と重ねて意味を強めた、「dilly dally shilly shally」という表現もあります。
他にも「dawdle」という英単語は「ぐずぐずする、時間を浪費する」という意味の動詞です。
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