国語言葉の意味

【慣用句】「泣く子も黙る」の意味や使い方は?例文や類語をWebライターが解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「泣く子も黙る」について解説する。

端的に言えば泣く子も黙るの意味は「とても威力があること」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

国語力だけでこれまでの社会人生活を乗り切ってきたライター、ヤザワナオコに、「泣く子も黙る」の意味や例文、類語などを説明してもらおう。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/ヤザワナオコ

コールセンターの電話応対指導やマナー講師、テレビ番組の字幕製作経験もあるライター、ヤザワナオコ。

息子が赤ちゃんの頃は全く泣き止まず手こずった経験から、「鬼から電話」という泣き止ませアプリが出たときは、「もっと早く出してくれれば!」と嘆いたとか。そんなヤザワナオコに、「泣く子も黙る」とはどんなときに使う言葉なのか解説してもらう。

「泣く子も黙る」の意味や語源・使い方まとめ

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それでは早速「泣く子も黙る」の意味や使い方を見ていきましょう。

「泣く子も黙る」の意味は?

「泣く子も黙る」には、次のような意味があります。

聞き分けなく泣いている子供も急に黙ってしまうほど、威力や勢力のあることのたとえ。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

かつて私は、とにかく怖いものを指して「泣く子も黙る」と言うものだと思っていましたが、怖いものに限らず威力や勢力が圧倒的な場合に使える表現です。

例えば「泣く子も黙るうどん県」と聞いたら、誰しも香川県を想像するのではないでしょうか。もちろんうどん県が恐怖の対象になるはずはなく、「うどんといえば誰しもが思い浮かべる県」という意味ですよね。

このように威力や知名度などで他の追随を許さない存在のことを「泣く子も黙る」といいます。

「泣く子も黙る」の語源は?

次に「泣く子も黙る」の語源を確認しておきましょう。

その昔、中国の魏という国に張遼(ちょうりょう)という武将がいました。武力で名をはせた人物で、「正史三国志」にその強さが描かれています。当時最強とうたわれた呂布(りょふ)に仕えたときは、かの有名な曹操(そうそう)や劉備(りゅうび)を苦しめたほどの強さだったそうです。張遼が7000人の兵とともに合肥(ごうひ)を守っていたとき、孫権(そんけん)が率いる呉軍が攻め込みます。相手の兵力は10万。この圧倒的な戦力の差にもかかわらず、張遼は敵の包囲網から脱出し、撤退していく呉軍を追撃したほど。こうした見事な戦いぶりから張遼の強さが知れわたり、「張遼が来るぞ」と聞いただけで子供の夜泣きがおさまったという逸話が生まれました。

このエピソードから見ると、張遼は単に武力に優れていただけではなく、勇敢さや部下を率いる力も突出したものがあったように思います。日本の戦国武将で言えば誰が「泣く子も黙る」存在といえるか、想像してみても楽しいですね。

「泣く子も黙る」の使い方・例文

「泣く子も黙る」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

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