

高校の生物学では、とてもたくさんの知識を詰め込まなくてはならない。核酸という言葉を聞いたことはあっても、「実は何となくしか説明できない…」というやつも少なくないんじゃないだろうか?
大学で生物学を学び、現在は講師としても活動しているオノヅカユウに解説してもらおう。

解説/桜木建二
「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/小野塚ユウ
生物学を中心に幅広く講義をする理系現役講師。大学時代の長い研究生活で得た知識をもとに日々奮闘中。「楽しくわかりやすい科学の授業」が目標。
核酸とは?
細胞の、主に細胞核の中に存在し、水に溶かすと酸性を示す物質をまとめて核酸(nucleic acid)といいます。
核酸にはDNA(デオキシリボ核酸)とRNA(リボ核酸)がありますが、どちらもヌクレオチドという構成単位が集まってできている高分子化合物です。
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