国語言葉の意味

【慣用句】「ヤキモチを焼く」の意味や使い方は?例文や類語を現役学生ライターが解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「ヤキモチを焼く」について解説する。

端的に言えば「ヤキモチを焼く」の意味は「妬む」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

現役学生ライターのタビビトを呼んだ。一緒に「ヤキモチを焼く」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/タビビト

現役の文学部学生ライター。学生生活の中で数多くの芸術関係の執筆を行い、小学生の頃から多種多様な書籍を読破してきた生粋の文科系。読書量に比例する文章力で慣用句を分かりやすく説明していく。

「ヤキモチを焼く」の意味や語源・使い方まとめ

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それでは早速「ヤキモチを焼く」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「ヤキモチを焼く」の意味は?

「ヤキモチを焼く」には、次のような意味があります。

嫉妬する。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「ヤキモチを焼く」

「ヤキモチを焼く」の意味は、とてもシンプルですね。嫉妬や羨望、やっかみなど、人が自分よりも優れているという物事に対して羨ましいという感情から成り立ちます。この時に重要なのは嫉妬の対象が遥か上の立場の人ではなく、自分とライバル関係にある人やパートナー、または少し頑張れば同じ立ち位置につけるといった関係性の中の相手に対してのみ使われるということです。自分よりも技量や立場がはるか上にあり、手の届かない人に対しては「ヤキモチを焼く」とは用いません。ライバルが自分よりも少し優れている部分を持っていたり、パートナーが自分以外の人や物に対して愛情を注いでいる場合など、相手が自分の手の届く範囲にいるということが前提です。

しかし例外として芸能人に対する「ヤキモチ」があります。芸能人とは一般人にとっては手の届かない存在ではありますが、自分が好きな芸能人が結婚した時などに「ヤキモチを焼く」人は必ずいますよね。

このように芸能人の場合は、自分には手の届かない存在ということが分かっていながらもテレビで毎日のように見ているといつの間にか身近に感じていて、熱愛報道など急に現実を突きつけられると「ヤキモチを焼く」という感情が生まれます。現実には身近でなくとも、自分の中では身近になっているという存在に対しては「ヤキモチを焼く」を用いることが出来るということですね。

「ヤキモチを焼く」の語源は?

次に「ヤキモチを焼く」の語源を確認しておきましょう。

「嫉妬する」という言葉は、「妬む」や「妬く」という使い方もします。まず「ヤキモチ」は、この「妬く」と「気持ち」を繋げて短くすることで「ヤキモチ」となりました。「ヤキモチ」は洒落で「焼いた餅」を意味する「焼き餅」と言い換えることが出来ますよね。そこで「ヤキモチ」の後に「焼く」を繋げて、「ヤキモチを焼く」というように使われるようになりました。なので「ヤキモチを焼く」を漢字で書くと「焼き餅を焼く」となります。しかし文面の場合、前後の文脈が無ければ物理的に餅を焼くという行為と誤解を招く可能性があるので、カタカナや平仮名で表記をした方が伝わりやすいです。

このように言葉の洒落で生まれたという説ともう一つ別に、ヤキモチを焼いている時の人の表情を餅に例えたという説があります。人がヤキモチを焼いている時、頬を膨らませて膨れっ面になっている姿を想像することが出来ませんか?この姿が餅が焼きあがって膨れる姿に似ているということから、「焼き餅」になったそうです。

この2つ目の説は、「焼き餅」という言葉が出来た後に生まれたイメージであり後付けなので、「妬く」と「気持ち」を合わせて「ヤキモチ」とする説の方が有力でしょう。

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