

端的に言えば口が軽いの意味は「おしゃべりで言ってはいけないことも言ってしまう」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
日本文学科出身でwebライターのかたわら校正もしているJasminを呼んだ。一緒に「口が軽い」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二
「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。
ライター/jasmin
日本文学を専攻し事務職を経て現在は校正者兼ライター。正しく美しい日本語を追求し、普段の会話でもよく使われる「口が軽い」について説明していく。
「口が軽い」の意味は?
何となく分かるけど…詳しい意味は分からない日本語は意外とあるものです。
「口が軽い」には、次のような意味があります。
何でもよくしゃべりたがって、言ってはいけないことまでも言いがちである、また、そのような性質である。また、多弁である。
出典:精選版 日本国語大辞典(小学館)「くちが軽(かる・かろ)い」
「口が軽い」はおしゃべりな人、秘密を守れない性質の人に対して使われる言葉です。
普段の生活でも「あの人は口が軽いから信用できない」など、どちらかというと批判的な意味で使われることが多い「口が軽い」ですが、実際このような性格の人が周囲にいたらうわさはすぐに広まってしまいます。この人にはプライベートや仕事上の機密事項を周囲に言いふらされないよう気をつけたいものですね。他人に対する思慮が足りないという印象がありますし人の悪口やうわさ話ばかりしているイメージがありますので、できれば仲良くなりたくないタイプの人です。
「口が軽い」の使い方・例文
「口が軽い」の正しい使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、例えば次のように用いられます。
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