言葉の意味

「順接を表す主な接続詞5つ」それぞれの意味と使い方は?現役ライターがサクッとわかりやすく解説

「彼はすぐにでも退院したかった。そのため治療に専念した」
「彼女は入学試験を間近に控えていた。そのため寸暇を惜しんで勉強した」
「来年はオーストラリアに留学したい。そのため今は日本で資金を貯めている」
「ビジネスで成功したい。そのためノウハウを学んでいるところだ」

「だから」と「そのため」は、どこが違うの?と疑問に思われたのではないでしょうか。

「だから」は前文の内容について、自分の考えを述べる場合に使われます。

これに対して「そのため」は、前文の事柄に対する客観的な事実を述べる場合に使われるのです。

 

#3 「それで」

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「それで」は、「前の事柄が理由となって帰結した事柄を後に述べる」時に用います。

この言葉を使った例文は次の通りです。

「家を出る時になって頭痛がして、それで試験を受けられなかった」
「昨夜は暴風で停電になった。それで連絡ができなかったんだ」
「実は卵にアレルギーがある。それで食事に手がつけられなかった」
「希望の条件の会社に転職できなかった。それで今落ち込んでいるんだ」

ここでまた、「だから」「そのため」と「それで」の違いがわからなくなりますね。

「それで」は「そのため」と同じように、前の事柄に対する客観的事実を述べるときに使う言葉です。

ただし、「それで」は相手が言ったことに対して質問する場合にも使われます。

例えば、上の例文を使うと、

「家を出る時になって頭痛がしたんだね。それで、試験はどうなったの?」

というようになりますね。

 

#4 「それでは」

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「それでは」は、「前に述べた事柄を根拠にして後の事柄を述べる」時に用います。

「では」も同じような使い方をする言葉です。

「それでは」は、たとえば以下のように使用することができます。

\次のページで「「それでは」の他の使い方」を解説!/

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