「我が身をつねって人の痛さを知れ」の使い方・例文
「我が身をつねって人の痛さを知れ」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.自分では気づかないうちに、相手を傷つけていることだってある。我が身をつねって人の痛さを知れというように、自分がされてイヤなことではなかったか、振り返る必要もあるだろう。
2.人を利用しようとして、その価値がないと判断するなり切り捨てるなんて、あの人は真剣に我が身をつねって人の痛さを知るべきだ。
3.我が身をつねって人の痛さを知ることが大事だと、彼女は言っていた。実際彼女は相談を受けることも多いらしく、みんなからの信頼も厚く人気者だ。
4.テストの点数が悪いと、友人にみんなの前でバラされてツライ思いをしたことがある。アイツには我が身をつねって人の痛さを知ってほしかったよ。
「我が身をつねって人の痛さを知れ」とは、人と同じ苦痛を知ることで他人を思いやるということ。人をつねると痛いという当たり前のことを例にしているため、子どもに教育として伝える家庭も多いようです。
相手の立場に立って思いやる気持ちを大事にしようという意味で、一般的には教訓や戒めの意を込めてで例文のように用いられます。
「己の欲せざる所は人に施す勿れ」
「己の欲せざる所は人に施す勿れ(おのれのほっせざるところはひとにほどこすなかれ)」とは、“自分がしてほしくないことは他人にもすべきでない”という意味のことわざ。自分がされたくないものは、同様に他人もされたくないものだ、という教えです。
「我が身をつねって人の痛さを知れ」と同じように、自分の身に置き換えて相手の立場に立つことで、思いやる気持ちを持つべきだという意味で使われます。
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