「虫が好かない」の使い方・例文
「虫が好かない」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.彼はとても優しい男だとわかってはいるのだが、なんだか虫が好かない。
2.あの人は働く態度が悪く、遅刻も多い。結果を残してるとはいえ、虫が好かない。
なんとなく好きになれないという意味を持つ、虫が好かない。それだけを聞くと、理由がないけれど嫌いだという状況でしか使用できない慣用句なように思えるでしょう。
しかし、実際は雰囲気が嫌いだという状況でももちろん用いることはできますが、理由があるような場合にも使用することができます。
それを表したのが例文2です。こちらは対象が働く態度が悪く、遅刻が多いという「嫌いになる理由」を明言しているにもかかわらず、虫が好かないの使用例として成立しています。
このように、虫が好かないは存外に適用できる範囲の大きい慣用句なのです。
「いけ好かない」
こちらはほとんど虫が好かないと同様の意味を持っていると解して良いでしょう。
「あいつはいけ好かないやつだ」などと、その場にいない相手に対して使用する点でも共通しています。
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