「虫が知らせる」の使い方・例文
「虫が知らせる」の使い方を例文を使って見ていきましょう。用例を読むことでより理解を深めましょう。
1.雨の日、飛行機に乗るためにバイクで空港に行く予定だったが、虫が知らせるので電車で行くことにした。
2.虫が知らせたのか、動画配信サービスのユーザーID・パスワードを変更したので自分は不正アクセスに遭わずにすんだ。
3.何気なく祖父に電話をしてみた。虫が知らせたというべきなのか。 祖父が書籍を片付けているときに腰を怪我をしたとは思ってもいなかった。
「虫が知らせる」は「身内に不幸が起きる時」「病気やケガをする時」「事件や事故が起きる時」などのシチュエーションで多く使われる慣用句です。
1と2の例文は、「雨の影響が及ぼすバイクでの事故」「デジタル社会で多く発生している事件」を示していますよね。まさに「事故が起きる時」という悪い予感や直感が感じられるのではないでしょうか。
一方、3の例文では「祖父」と「腰の怪我」=「身内への不幸」と「病気やケガ」。嫌な予感が的中してしまった様子が伺えますよね。
キーワードは「悪い予感」。このように「虫が知らせる」は悪いイベントを予感させる時に用いられる表現なのですね。日々の不幸なものごとは未然に防ぐことができたらと思う今日この頃です。
「胸騒ぎ」
「胸騒ぎ」とは「心配ごとや悪い予感で胸がどきどきすること」という意味。家族の帰りが遅く、なんの連絡もなく心配で心臓がドキドキ。このような経験はないでしょうか。
「胸騒ぎ」は悪い予感がして「胸」=「心臓」がバクバクするという心臓の様子が含まれていることが特徴。「 胸騒ぎをおぼえる」や 「なんだか胸騒ぎがする」というように使うことができますよ。この機会に使い方も頭に入れておきましょう。
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