
「脂が乗る」の意味は?「脂」と「油」の違いは?語源・例文・類義語も日本放送作家協会会員がわかりやすく解説
「波に乗る」:勢いに乗る
「波」という言葉には、海や川の波から転じて「個人では対応できない変化が次々に起きる」というがあります。そこから「波に乗る」は、「時代の流れにうまくあって栄える」「勢いに乗る」という意味ができました。
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「水を得た魚(うお)のよう」:生き生きと活躍する
「魚」は「さかな」ではなく「うお」と読みます。「水を得た魚のよう」は「その人に合った場所で、生き生きと活躍する」という意味です。「彼女は転職してから水を得た魚のように元気になった」というふうに使います。
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類義語としてはほかに「上昇気流に乗る」「軌道に乗る」などがある。「乗る」も意味が多い言葉だ。「脂が乗る」の場合は「十分につく」「うまくつく」という意味だが、「上昇気流の乗る」の場合の「乗る」は「風や潮流によって運ばれる」という意味だ。「軌道に乗る」の「乗る」は「勢いがついて物事が具合よく運ぶ」という意味だぞ。
「脂が乗る」の反対語
「脂が乗る」と反対の意味を持つ言葉には、どのような言葉があるのでしょうか。
「頭打ち」:それ以上、上がらなくなる
「頭打ち」は相場用語で「ずっと上がっていた相場が、それ以上、上がらなくなる」という意味です。転じて「それまで上昇したり向上したりを続けていた物事が上限に達して、これ以上、上がらなくなる」という意味になりました。
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「足踏みする」:停滞する
「足踏み」は、両足で交互に地面の同じ場所を踏むことです。転じて「物事の進行が停滞し、同じような状態が続く」という意味になりました。「雨天が続き、工事は足踏みしている状態だ」などといった使い方をします。
「in full swing」:調子が出ている
「in full swing」は仕事などが「最高潮で」「調子が出ている」という意味です。