1.高い金額と時間をかけ、実際に宙に浮くというじゅうたんを限定ショップで購入した。
2.大量に飲酒する日々を過ごしていたせいで、翌日まで宙に浮くようなふわふわとした気分だった。
3.離島に行く予定を立てていたが、詳細や参加者が決まらず計画が宙に浮いている。
4.その検索サイトだけでは過去情報の有無がわからず、調査も宙に浮いたままになっている。
まず1の例文は、言葉そのままのストレートな意味で使われていることがわかりますね。空中に浮くじゅうたんを買った、という文章です。
2の例文もそのままの意味ですが、これは「宙に浮くような」という風に物理的な意味をたとえにする方法で「宙に浮く」を使用しています。この場合ではたとえといっても「中途半端になる」という意味ではないため、注意しておきしょう。
3は「宙に浮いている」が「中途半端になっている」という意味で使われています。この意味で「宙に浮く」と言うときは、「計画が」などの言葉が関連して前につくことが多いです。「計画が宙に浮く」というような使い方がセットでよく見られるということですね。
4も3とほぼ同じ使い方で、「調査が中途半端になっている」という文章です。ただこちらは「計画が」という前置きはありません。対応する言葉に明確な決まりはないため、このようにしても「宙に浮く」という言葉を使うことは可能です。意味をきっちり把握して、色々な使い方を押さえておきましょう。
「蛇の生殺し」
これは「物事の決着を付けず苦しめること」を表す慣用句です。決着を付けられないという点で、「宙に浮かぶ」の「中途半端になる」という意味とも共通していると言えるでしょう。「生殺し」という言葉だけでも「中途半端の状態にして相手を苦しめる」という意味があるため、近しい言葉だと考えられますね。
ただ一部注意しておきたいのは、「蛇の生殺し」は「苦しめる」という風に意味に悪意が設定されているという点です。結果として中途半端という部分は両方同じかもしれませんが、「蛇の生殺し」は中途半端にして苦しめる、「宙に浮く」は意図せず中途半端になってしまった、というようなニュアンスの違いがあります。悪意や感情の方向性を加味したいときには、こちらの「蛇の生殺し」が使えるかもしれませんね。
「宙に浮く」の対義語は?
類義語を確認したところで、次は「宙に浮く」の対義語を見ていきましょう。
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