「春を売る」の使い方・例文
「春を売る」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1. 「いいね。そのバッグ?高かったのじゃない?」
「パパ活して買ってもらったんだ。でも勘違いしないでね。何度か一緒に食事しに行っただけよ。春を売るような真似はしないわ。最初からそういう約束にしているの」
2. 「実は、オレ、男子校出身で女性に免疫(めんえき)がなく来年、成人式だというのにまだ、経験がないんだ」
「大丈夫。心配しないで。私の友達で世話好きで春を売るのが天職のような娘(こ)がいるから今度紹介するわ」
「売春」と言うとあまりにストレートな響きですが、「春を売る」と言えば、少しマイルドに聞こえませんか?
「割り切り」
「春を売る」は、「妻」や「恋人」といった特定の関係が構築されていない不特定多数の人とお金という報酬を条件に性交することを意味します。同じような意味を持つ言葉でここ2、30年前から使われ始めた言葉に「割り切り」(わりきり)がありますね。
「割り切り」とは、過去でも現在でも、基本的な意味は「個人的な心情を交えることなく、原則に基づいて考え、結論をだしていくこと」ですが、最近では、「恋物語に発展することなく男女とも、お互いにセックスを目的として出会うこと、お金を払い受け取ることを当事者同士の契約として割りきって交際すること」が「割り切り」、あるいは「割り切った関係」と表現されるようになりました。
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