国語言葉の意味

【慣用句】「二兎を追う」の意味や使い方は?例文や類語をWebライターが解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「二兎を追う」について解説する。

端的に言えば二兎を追うの意味は「同時に二つのことを成し遂げようとすること」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

日本文学科卒の現役WEBライター、ヒマワリを呼んだ。一緒に「二兎を追う」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/ヒマワリ

今回の記事を担当するのは、日本文学科卒で現役WEBライターのヒマワリ。専攻は近代文学だが、古典文学からマンガまで幅広く読んでいる。受験生家庭教師の経験を生かして、慣用句「二兎を追う」についてわかりやすく丁寧に説明していく。

「二兎を追う」の意味や語源・使い方まとめ

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それでは早速「二兎を追う」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「二兎を追う」の意味は?

二兎を追う」は(にとをおう)と読みます。まずは辞書からの引用で、意味を確かめていきましょう。

1.同時に二つの物事をなしとげようとする。

出典:goo辞書「二兎を追う」

2.同時に二つの物事をねらうと、精力が分散して、かえって一つの目的さえもかなえることが出来ないものだ

出典:新明解国語辞典(三省堂)「二兎を追うものは一兎をも得ず」

二兎を追う」の意味は、二つのことを同時に成し遂げようとすることです。「二兎」は二羽のウサギのことで、「二兎を追う」はどちらのウサギも捕まえようとする様子を表しています。つまり、二つのことを同時にやろうとする様子を、二羽のウサギを追いかけていると例えたというわけです。そして、「二兎を追う」は「二兎を追う者は一兎をも得ず」(にとをおうものは いっとをもえず)と言うことわざの冒頭部分なのですが、「二兎を追う」だけでもよく使われています。このことわざについての説明は、次項の語源の中で詳しく見ていきましょう。

「二兎を追う」の語源は?

では、「二兎を追う」の語源を詳しく見ていきましょう。

先ほども述べましたが「二兎を追う」は「二兎を追う者は一兎をも得ず」と言うことわざの一部分を使った言葉です。ことわざ全体の意味は「二つのことを同時に成し遂げようとすると、どちらもおろそかになり一つのことすら成功できない」ということ。これはヨーロッパを中心に伝わったことわざで、古代ギリシャ、ローマ時代に起源があるという説もあります。内容は、二羽のうさぎを同時に捕まえようとしても、翻弄されるばかりで結局は逃げられ一羽も捕らえられない、という例えを使った教訓で、つまり、一度に多くの利益を得ようと欲張ってはいけないということです。

このことわざを元にして、複数の利益をいっぺんに得ようとすることを「二兎を追う」と使うようになりました。

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