
「弱り目に祟り目」:不運が重なること
「弱り目に祟り目」は「不運が重なること」「困っている時にさらに重ねて災難に遭うこと」という意味のことわざです。「落ち目に祟り目」という場合もあります。意味やニュアンスは「傷口に塩」とほぼ同じですね。
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「一難去ってまた一難」:一つ災難がすぎ、すぐに次の災難が発生
「一難去ってまた一難」は「一つ災難がすぎ、すぐに次の災難が発生すること」という意味のことわざです。「傷口に塩」と似たような場面で使用されますが、「一難去ってまた一難」の場合、1つ目の悪い事態は既に終結しているというニュアンスが含まれています。一方の「傷口に塩」の場合、1つ目の悪い事態は完全には終結していません。
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「傷口に塩」の英語表現は?

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最後に、「傷口に塩」の英語表現を確認していきましょう。「傷口に塩」の英語表現は「rub salt into the wound」です。意味や使い方を確認していきましょう。
「rub salt into the wound」:傷口に塩をすり込む
「rub salt into the wound」は、直訳すると「傷口に塩をすり込む」となり、「傷口に塩」と同じ意味を表す英語表現です。使われている単語も意味も日本語と同じという、なかなか珍しい表現ですね。例文を確認していきましょう。
1.The day she dumped me, I found out she was cheating on me. I feel like salt was rubbed into the wound.
彼女にフラれたその日に、彼女の浮気が発覚した。傷口に塩を塗られた気分だ。
2.I overslept and forgot my passport. Today is like rubbing salt into the wound.
寝坊した上にパスポートを忘れた。今日は傷口に塩のような1日だ。
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