国語言葉の意味

【慣用句】「傷口に塩」の意味や使い方は?例文や類語を日本語オタクライターが解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「傷口に塩」について解説する。

端的に言えば傷口に塩の意味は「災難に災難が重なること」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

今回は日本語学を中心とし、文学・語学を専門的に学んでいるライターのイオリを呼んだ。一緒に「傷口に塩」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/イオリ

日本語学を専門に学び、趣味は読書と小説執筆という日本語漬けの毎日を送るライター。日本語オタクとして言葉の意味や内容、その面白さを丁寧に解説していく。

「傷口に塩」の意味や語源・使い方まとめ

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それでは早速「傷口に塩」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「傷口に塩」の意味は?

「傷口に塩」には、次のような意味があります。

悪い状態の上に、さらに災難がふりかかること。

出典:大辞林 第三版(三省堂)「傷口に塩」

「傷口に塩」、想像してみただけでも痛々しい言葉ですが、意味は「悪いことの上にさらに災難が起こること」です。「傷口に塩を塗る」などの表現もあり、悲惨な状況を表すときに馴染み深い慣用句として知られていますね。

ただ悲惨なだけではなく、既に悪いことが起こっているのに追い打ちをかけるように別の災難がやってくるというのがポイントです。重ねてやってくる災難と一つ目の悪いことに因果関係や関連性は必要なく一つの物事の状態が悪化したときに使う言葉ではないので注意しておきましょう。

「傷口に塩」の語源は?

次に「傷口に塩」の語源を確認しておきましょう。

これは言葉の通り、ただでさえ痛い傷口に塩を塗り込むとより一層痛くなることから出来た慣用句です。実際傷口に塩を塗ると激痛が伴いますしその痛みは容易に想像できるため、状況の不憫さが如実に表されている言葉だと言えますね。

現代では傷口にわざわざ塩を塗ることはありませんが、塩は実際非常に殺菌作用が強いものなのです。昔から食品の殺菌によく使用されており、相撲の際に土俵に撒く塩も力士の傷口を殺菌する目的があったとする説があります。となると昔の人は現代の私達より、万能で便利な塩を傷ついた部分にも使うという機会が多かったのではないでしょうか。そのため傷口に塩を塗るという行為に伴う痛みが慣用句として使われるようになり、過去から現在まで広く知れるようになったと考えられます。

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