国語言葉の意味

【慣用句】「矢も盾もたまらず」の意味や使い方は?例文や類語を元予備校講師が解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「矢も盾もたまらず」について解説する。

端的に言えば「矢も盾もたまらず」の意味は「我慢できずに行動してしまうこと」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

教師や講師としても教えることに関わってきた「やぎしち」を呼んだ。一緒に「矢も盾もたまらず」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/やぎしち

雑学からビジネス文章まで手掛ける現役ライター。国語の中学・高校教諭の資格も持ち、予備校講師の経験も。言葉を大切にした文章を心掛けている。

「矢も盾もたまらず」の意味や語源・使い方まとめ

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それでは早速「矢も盾もたまらず」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「矢も盾もたまらず」の意味は?

「矢も盾もたまらず」には、次のような意味があります。

ある事をしたいという気持ちを抑えとどめることができない。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「矢も盾もたまらず」

この言葉は「何かをしたいという気持ちを押さえられない」という意味の慣用表現です。「矢も盾もたまらない」と記述するものもありますが、同じ意味になります。

「たまらず」は漢字で書けば「堪らず」。「我慢ができない、堪(こら)えられない」ということですね。「溜まらず・貯まらず」などと混同しないように注意しましょう。

「盾」を「楯」と書くこともあり、辞書にはそちらで載っているものもありました。ただし「楯」は常用漢字ではないために、公的には使わないことがあるようです。どちらの漢字でも間違いではないため、合わせて押さえておきましょう。

「矢も盾もたまらず」の語源は?

次に「矢も盾もたまらず」の語源を確認しておきましょう。「矢」は弓で射って放つ攻撃に使うもの。「盾」は板状で攻撃を受け止めたり流したりするものですね。

どちらも戦いに使う道具ですが、これを比喩的に用いて「矢で攻撃しても、盾で防御しても、その攻める勢いが止められない」ということを表現したのだと考えられています。

これが「止められない」から「我慢できない、押さえきれない」と変化し、更に人の気持ちや心情についても転用されることとなったのでしょう。

もしかしたら、本当に「止めたい」と思うのは、敵の攻撃ではなくコントロールできない自分の気持ちだという、当時の人々の思いも含まれているのかもしれませんね。

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