
3分で簡単金属の酸化!反応の仕組みを理系学生ライターがわかりやすく解説!
電池の反応

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最後に、電池の反応について解説しますね。電池には2つの極が存在します。プラス極(カソード)とマイナス極(アノード)です。電池に回路を接続すると、プラス極からマイナス極へと電流が流れます。電流の正体は電子であり、電子はマイナス極からプラス極に向かうことが知られていますよね。
つまり、電池に回路が接続されているとき、マイナス極からは絶えず電子が放出されているのです。電子が放出されていることから、電池のマイナス極では、酸化反応が次々と生じていることがわかります。多くの電池の電極は金属製ですから、電池の内部でも、金属の酸化反応が生じていると言えますよね。
金属の酸化について理解を深めよう!
この記事では、酸化反応の定義を復習した後、具体例を通して、金属の酸化反応について詳しく学びました。酸化反応と聞くと、酸素が結びつく反応を真っ先に思い浮かべますが、実はそれだけではありませんよね。
また、金属の酸化反応といえば、さびを連想する方が多いかもしれません。ですが、さびが生じる反応以外にも、金属の酸化反応はあります。今回は、このような固定概念を取り去らうような例をいくつか紹介しました。ぜひこの機会に、金属の酸化反応について詳しく学んでみてください。