国語言葉の意味

【慣用句】「耳にたこができる」の意味や使い方は?例文や類語を元予備校講師が解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「耳にたこができる」について解説する。

端的に言えば「耳にたこができる」の意味は「同じことを何度も聞かされること」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

教師や講師としても教えることに関わってきた「やぎしち」を呼んだ。一緒に「耳にたこができる」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/やぎしち

雑学からビジネス文章まで手掛ける現役ライター。国語の中学・高校教諭の資格も持ち、予備校講師の経験も。言葉を大切にした文章を心掛けている。

「耳にたこができる」の意味や語源・使い方まとめ

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それでは早速「耳にたこができる」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「耳にたこができる」の意味は?

「耳にたこができる」には、次のような意味があります。

同じことを何度も聞かされて、嫌になる。「―・きるほど聞かされる」

出典:デジタル大辞泉(小学館)「耳にたこができる」

この言葉は、「同じ話を何度も何度も聞かされる、嫌になる」という意味の慣用表現です。

一種のたとえであるため、「耳にたこができるくらい、ほど~」という言い回しで使うことがほとんど。短くして「耳たこ、耳タコ」という言い方も、もしかしたら聞いたことがあるかもしれませんね。

この「たこ」については、次の由来の項で説明しますが、海の生き物の「蛸」ではありません。漢字で書くと「胼胝」となり、手や足の指にできる、皮膚が硬くなったもののことです。混同しないようにしましょう。

「胼胝」は一般的な漢字ではないため、余裕があれば読めるようにするレベルで大丈夫です。

「耳にたこができる」の語源は?

次に「耳にたこができる」の語源を確認しておきましょう。先に述べたとおり、「たこ」は「胼胝=指や足の皮膚が角質化して硬くなったところ」のこと。ずっとペンを握っていたり、バットやラケットを握りしめていたりすると、摩擦によって手にできてしまうことがありますね。

この「たこ」が耳にできるという想像で、「同じ話を聞かされる」のを比喩的に表したのがこの表現なのです。

辞書によっては、「たこ」について「慣れて特に感じなくなることのたとえ」と解説しているものもありました。そのため、必ずしも「うんざり、嫌だ」という意味ではない場合があることを押さえておきましょう。

実際の「たこ」も、繰り返していると皮膚が厚くなって痛みを感じなくなることから、納得が出来るのではないでしょうか。

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