国語言葉の意味

【慣用句】「私腹を肥やす」の意味や使い方は?例文や類語を元予備校講師が解説!

・役所勤めをしていた時、工事をお願いした施主さんが個人的なお礼をしたいと言ってくれたが、着服にあたるからやめなさいと上司に止められた。

・出版社を独立した人が、投稿者から提供された情報を勝手に持ち出して使っていて、横領の罪で訴えられた。

「私腹を肥やす」の対義語は?

「私腹を肥やす」の対義語は「滅私奉公(めっしほうこう)」がいいでしょう。

「滅私奉公」

「滅私奉公」は「自分の利益や私情を捨てて、公に尽くすこと」。自分のものでない利益まで独占しようとする「私腹を肥やす」とは、まさに反対の意味になる言葉ですね。

「めっしうこう」と、濁って発音されることもあるようですが、正しくは「めっしほうこう」。書きや読み問題でも問われることが多い四字熟語です。ここで合わせて押さえてしまいましょう。

・私は自分の地元に複雑な感情を抱いていたけれど、戻ってきた以上は滅私奉公の気持ちで仕事に取り組もうと思った。

「私腹を肥やす」の英訳は?

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「私腹を肥やす」の英訳は「line one’s pocket」で表すことができます。

「line one’s pocket」

これは直訳すれば「~のポケットに詰め込む」という意味になるフレーズです。ポケットに詰め込むことから、こっそり集めたり独り占めするイメージですね。

英語でもよく使われる表現で辞書にも載っており、「私腹を肥やす」と同じように「不正な手段で」というネガティブな意味が含まれています。

この場合の「line」は、一般的な「線」という名詞ではなく、「満たす、詰め込む」という動詞であることも押さえておきましょう。

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