国語言葉の意味

【慣用句】「腕を磨く」の意味や使い方は?例文や類語などを現役塾講師が解説!

「研鑽を積む」

もう一つの類義語には、「研鑽を積む(けんさんをつむ)」があります。学問などを深く究め続けることという意味です。

「研」は研ぐことや究めること、「鑽」には穴をあけることということを表しており、これらから深く究めることという意味につながっています。さらに、「積む」という積み重ねたり継続したりする意味合いが付け加えられていますよ。

「腕を磨く」の対義語は?

次に、「腕を磨く」の対義語についての説明です。上達するように訓練するという意味の反対にあたる表現について、一緒に見ていきましょう。

「現を抜かす」

「腕を磨く」の対義語には、「現を抜かす(うつつをぬかす)」があります。意味は、あることに夢中になって心を奪われることです。「現」とは「夢」や「幻」と対称となる言葉であり、現実や正気であることという意味があります。それを抜かすということなので、現実を自覚していなかったり、正気ではないという意味合いになりますよ。

こういった意味から、他のことに気を取られていて本来すべきことに集中できていないということになり、上達するよう訓練するという「腕を磨く」とは対義語と言えます。

「胡座をかく」

もう一つの対義語には、「胡座をかく(あぐらをかく)」があります。現状に満足して、何の努力もしないことという意味です。「胡座をかく」ということは、とにかく座っていて何かをしているわけではないことから、のんきに構えて何もしないという意味につながっています。

現在では、胡座というと正座に対して足を崩している印象を持つのが一般的ですが、もともと日本では正座の文化はありませんでした。正座が茶道の正しい座り方として定着したのは、江戸時代の中期ごろと言われています。確かに、時代劇を見ても正座はしていませんよね。

「腕を磨く」の英訳は?

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最後に、「腕を磨く」の英訳についての説明です。日本語との違いはありますが、関連する英単語を使って同じような意味の英語表現について見ていきましょう。

「improve one’s ability」

「腕を磨く」の英訳には、「improve one’s ability」があります。直訳すると「人の能力を進歩させる」です。「improve」は「改善する、進歩させる、上達する、価値を高める」という意味があります。

その他、「improve one’s … ability」のように具体的な能力を含めた表現もできますよ。例えば「That improved your English ability.」とすると「そのことがあなたの英語能力を高めた」となります。

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yamato810