
「狼に衣」

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こちらは、一見した印象と内面が違うという意味の「鬼に衣」の類義語です。鬼が狼に入れ替わっただけなので、意味は把握しやすいですね。
覚え方としては、童話「赤ずきん」になぞらえて覚えてみてもいいかもしれません。鬼は赤ずきんが来るまでにお婆さんを食べ、お婆さんの衣服=衣をまとうことでその凶暴さを隠そうとしましたから。
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「無用の長物」
不要なものという意味を持つ言葉として、「無用の長物」を紹介したいと思います。読み方は「むようのちょうぶつ」。持っていても役に立たず、それどころか邪魔になるという意味です。
「長物」というのは長すぎるもののたとえ。「帯に短し襷(たすき)に長し」という言葉もあるように、昔の人は物の長さを使って必要不必要を表していたのですね。
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「外見と内面」に関することわざ
「鬼に衣」の他にも内面と外面の違いを指摘するような言葉はいくつもあります。それほどまでに古来より、そのような先入観の恐ろしさは指摘されていたのですね。
今回はその中でもふたつそのような言葉を紹介します。
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「貌をもって人をとる」
こちらは「かおをもってひとをとる」と読みます。そもそも「貌」という漢字に馴染みがない人が多いかもしれません。しかし、美貌(びぼう)や全貌(ぜんぼう)などの単語は聞いたこと自体はあるのではないでしょうか。
このふたつの単語からわかるように「貌」は顔や姿形を表す漢字です。その顔や姿、つまり外形からその人を知ったつもりになってはいけないという孔子の教えが、この言葉に込められています。
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「内柔外剛」
こちらの言葉は、少し鬼に衣と似た言葉かもしれません。読み方は「ないじゅうがいごう」。内面は弱々しいが、外面は強そうに見えること、または外面は怖そうに見えるが優しい心を持っていることを表します。
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