
端的に言えば「平仄が合わない」の意味は「物事の筋道がたたない」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
豊富な読書経験を持ち、詩人としても活動するくぼっちを呼んです。一緒に「平仄が合わない」の意味や例文、類語などを見ていきます。
ライター/くぼっち
児童文学から精神世界、育児書まで幅広い読書経験を持ち、詩人としても活動中。その豊富な経験を生かし、難解な言葉をわかりやすく解説していく。
「平仄が合わない」の意味は?
「平仄が合わない」には、次のような意味があります。まずは辞書で正確な意味を確認してから、さらに詳しく見ていきましょう。
漢詩を作るときに守るべき平声字と仄声字の配列が合わない。転じて、物事の筋道がたたない。
出典:デジタル大辞泉(小学館)「平仄が合わない」
「平仄が合わない」とは聞き慣れない慣用句ではないでしょうか。読み方も「平仄(ひょうそく)」ですから馴染みがないですね。
というのも平仄という言葉は、漢詩を作るときの規則が元になっているようですので、馴染みがないのも当然ですね。
意味は「物事の筋道がたたない」ということですが、この慣用句の意味を紐解くには、「平仄(ひょうそく)」という言葉の語源をしっかりと見ていく必要がありそうですね。
「平仄が合わない」の語源は?
では「平仄が合わない」の語源を確認しておきましょう。
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