・アナフィラキシー型:全身性に急激に出現するものをアナフィラキシーと言い、呼吸困難や意識障害などを伴うショック症状を引き起こすこともあります。
・細胞障害型:非自己でなく自己の細胞が抗原になり、抗体に攻撃されてしまいますよ。(例:バセドウ病 甲状腺刺激ホルモンに抗体が結合することによる)
・免疫複合体型:抗原、抗体、補体(血漿中にあるタンパク質)が加わり複合体を形成し、主に血管内皮細胞に結合して内皮細胞を破壊しますよ。(例:全身性エリテマトーデス、関節リウマチなど)
・細胞性免疫型:T細胞による細胞性免疫によって起こり、症状が出るまで24‐48時間と時間がかかります。(例:ツベルクリン反応、臓器移植後の拒絶反応など)
免疫疾患
自己免疫疾患は、免疫系の働きの異常によって引き起こされます。 本来、免疫反応は自己と非自己を見極めて非自己を攻撃するのに対し自己免疫疾患は、自己を攻撃してしまい、障害をもたらす疾患を総称して言いますよ。以下、自己免疫疾患の例をあげます。
・関節リウマチ:多発性関節炎が主にみられ、原因不明の進行性炎症性疾患です。関節内には滑膜と呼ばれる柔らかい結合組織がありますが、この滑膜に抗原に相当するリウマトイドとIgG抗体の複合体が結合して炎症を起こした状態が関節リウマチになります。
・全身エリテマトーデス:蝶が羽を広げたような顔面の紅斑が特徴でありますが、全身の臓器に障害をもたらす全身性炎症疾患。この疾患は女性に多く(男女比9:1)、20-40歳代の妊娠可能な年齢に発症することが多いのが特徴。
その他にもドライアイ、ドライマウス、関節炎を引き起こすシェーグレン症候群、手足の皮膚が蒼白になり、充血、発赤を生じるレイノー症候群もありますよ。
免疫力を上げるよう意識する
生活習慣は免疫力に大きく関わっていますよ。日々心掛けると良いことをまとめましたよ。
睡眠・運動:免疫力向上につながる睡眠・運動は、とても大切なセルフケアです。ライフスタイルの多様化で実践が難しい阿かと思いますが、なるべく睡眠は1日7時間-8時間は睡眠を確保しましょう。ウォーキングやストレッチ・ヨガでも構いませんので、毎日数分間でも運動を続けてください。運動は基礎代謝を高める近道です。
食事・栄養素:たんぱく質・ミネラル・ビタミンなどの栄養バランスの良い食事を心がけるのは言うまでもないのですが、油ものが多い方は、野菜・魚類・大豆類などを意識して摂取していくと良いでしょう。
体温については、低体温、冷えは免疫力低下を招きますし、基礎代謝も低下しています。冷たいものを口にしないなど、体が冷えないように日々の生活で気をつかいましょう。
自己免疫疾患のセルフケア
自己免疫疾患は、免疫力の低下と大きく関係しています。免疫力の低下が引き金となって発症してしまう疾患とも言えますので、免疫力を高めるように意識しましょう。規則正しい生活を心がけるだけでも、免疫力の向上につながります。特に、睡眠・運動・食事の3点は注意していきましょうね。
その他の注意点としては、たばこの中に含まれるニコチン、お酒に含まれるアルコールは、体の免疫力を低下させてしまいます。また、ストレスは万病の素です。過剰なストレスは、ホルモンや免疫機能のバランスが乱れる要因になりますよ。ストレスを感じたときは、自分がリラックスできることを実践しましょう。ストレスを解消してストレスをためこまないことがセルフケアにつながります。心とからだはつながっていますからね。これらのことは、自己免疫疾患にかかっている人だけでなく、誰にでも関係することなので、健康維持のためにご自分の体の免疫系を整えましょう。