
「気が多い」の使い方・例文
「気が多い」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。細かなニュアンスの違いに注目して読んでみてください。
1.気が多い性格が災いして、企画のテーマを決めるのにてこずった。
2.彼女は気が多い人だから、浮気をされないか心配だ。
3.自分の気の多さこそが争いの引き金になったのだ。
「気が多い」という慣用句は、前述した通り基本的にはあまり良くない意味で用いられます。たくさんの物事に興味関心があるというのは良いことでもありますが、ポジティブな意味で使いたい場面では「気が多い」という表現は避けるべきでしょう。
1の例文のように、何か一つを突き詰める場面では「気が多い」のはウィークポイントになりがちです。興味関心がいろいろに変わり、さらには一つ一つを突き詰められない、「広く浅く」といったような印象も受ける慣用句だということがわかりますね。
2の例文は恋人の浮気を心配する文章ですが、このように「気が多い」という慣用句は恋愛関係の話題でよく耳にする言葉でもあります。対象を具体的に述べず「あの人は気が多い」とだけ言っても恋愛的な要素を含む意味で使われていることが多いため、意識しておきましょう。
3の例文に出てくる「気の多さ」のように、名詞句化して使っても意味が通じる慣用句です。ネガティブな意味を持ってはいますが、シンプルな分それだけ使い勝手の良い言葉でもありますね。
「浮気性」
「浮気性」と聞くと「気が多い」よりも恋愛らしい雰囲気が強まっているような印象を受けますね。印象の通り、この言葉も基本的には次から次へと恋愛対象が変わってしまう人の性格を指すことが多いです。
もちろん物事に対しても使うことが出来る言葉ですが、物事に対して気が多い人を指すときに「浮気性」を使うと、少し皮肉っぽいふざけた感じが出てきます。状況に応じて使い分けることで、ウィットに富んだ会話にも繋がりそうですね。
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